<家紋>
・「中輪に飛鷺」
鷺紋は多くの神社に用いられる神紋の一つで、
主に社家・神官の家柄が用いる。
鷺沢は南北朝時代まで
住吉大社系の神官であったため、
この紋の使用を認められている。
<本拠地>
・筑前國博多
<出自>
・恩田雅胤の長兄で、雅彦の実兄にあたる。
雅彦が勢力基盤を安定させるため、
幕府の旗本である鷺沢家に養子となる。
(恩田家の出自は恩田家を参照のこと)
・鷺沢家は大番組番士につとめ、
反乱軍鎮圧のため、大番頭に抜擢される。
反乱の鎮圧にあたり、
幕府側で唯一、勝てる武将として名を馳せる。
生家である恩田家とも闘うが、実弟雅彦を見逃した事を理由に、
地方を転戦することになる。
・この間に、幕府が倒れたため、
そのまま浪人となって各地を漂泊する。
・歴史の空白期を経て江戸市中に戻り、
恩田家の内乱の時に、結城氏に担がれて歴史の表舞台に出て来るも、
陰謀に破れ、かつての恩田家番頭である和泉家のもとへと消えていった。
<動向>
・揺籃時代の中期より、その姿を見た者はおらず、
その年齢故(120歳)、死亡説が囁かれている。
「実は既に代替わりしている」
「影武者が居る」
などなど、まことしやかな噂も流布しているが、
実際は不明。
・震災により和泉家との音信を断ち、
それ以降の消息は誰も知らない。
※大番という役職について
「番方」:幕府の役職の中で、武官にあたる役職。
「大番」は、その中でも最も由緒がある職域。
江戸市中の巡回・警備を仕事とする。
将軍直属の常備軍団の中核をなす。
(武官の中のエリート)
「番頭」は、この組織のトップ。武闘派。
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