<3月15日>
◎日程:山形YH→山形→蔵王BT→源七露天の湯→山形
     →霞城公園→上山温泉→上山城→米沢→ホテル平成(泊)

@山形蔵王&源七露天の湯
 『蔵王で樹氷を見たい!』というのが、
 F氏唯一のリクエスト。
 山形駅よりバスに揺られて40分、蔵王BTに到着。
 ここで毎回恒例の恩田トラップ。不運発動。
 
【強風のためロープウェイが動いていない】

 折角来たのに〜。
 ということでスキーでもする?という事になったのだが。
 『ごめん。
腰の関係でスキー&スノボは出来ないんだよ。』
 面目ない。恩田の身体的都合にて御勘弁願う形に。
 かわって、露天風呂へ。
 かなり広めの露天風呂で良いお湯だったんだけれど、
 途中から雨が降り出し、露天もソコソコに退散。
 ううむ。ダメダメだ。

 予定を繰り上げて、山形駅まで戻ることになった。

A霞城公園(写真左)
 山形に戻ってもまだお昼少し前。
 とりあえず駅前デパートのレストランで腹ごしらえ。
 その後、城攻めのため霞城公園へ。
 (当初は予定から削除していたが、時間の関係で復活。)
 復元された城門と遺構が残るのみで、
 他は役所やグラウンドに転用されてしまっている。
 若酔が予定から避けたのも無理はない。
 まぁ、それはそれとしてとりあえず雨の中を歩いていると、 
 なんだか面白い形の洋館が出現したので寄ってみることに。

B旧山形済生館本館<山形市郷土館>
 説明書きによると、どうやら病院のようである。
 ほぼ円形に近い多角柱の塔に八角屋根、
 更に円形の中庭を持つ広翼状の病室。
 洒落た病院である。
 資料館は月曜休館(またしても!)のため入館出来ず、
 外観のみしか見ることが出来なかった。
 どうやら内部には
解剖図などのレア資料があるらしく、
 恩田としてはかなり心残りな場所となった。

B上山城
 霞城公園の見学も早々に終わり、
 先日急遽宿を取り直した米沢へと向かうことにする。
 しかしまだ14時台。直接向かうには早すぎる
 ここで資料(るるぶ)をひっくり返し、
 オプショナルツアーを企画。
 上山城orかみのやま温泉へと向かった。
 とりあえず城攻めに向かい、 
 つまらなかったら温泉でもということだったが、
 ここで思わぬ伏兵が登場することになる。
  
 上山城はもともと予定になかった城。
 復元天守だけで見る物もない、、、はずだった。
 いや、城という概念で言えば、
 資料館以上の価値はない。
 問題は、
 こちらの予想を大きく裏切る展示にあった。


 恩田:「ごくふつうの資料館だねぇ、やっぱり。」
 若酔:「そうだねぇ。」
 歴史系の資料館を見飽きている二人は、
 ジオラマや歴史年表を眺めつつ溜息をついていた。
 3層ある資料館の1階部を終わろうとし、
 後ろを振り返ると、F氏が丹念に展示に見入っている。
 若酔:「しかたない、とりあえず3Dシアターでも見る?」
 恩田:「そうするか、なかなか映像的には綺麗みたいだしな〜。」
 映像は県下の四季折々の風景を上手くまとめていた。
 と、その時。


  『ケーっケッケッケ!』
 という歯車が外れたようなF氏の大爆笑が館内に響き渡った。
 (観光客は僕らだけだったことを付記しておきます)
 若&恩:『なんだなんだなんだ??』
 F氏:「だってだってだって、、、
     物語が終わったと思ったら、、急に、急に、、、、
     とりあえずしばらくここで見てろって。」
 と、言い残してまだ腹筋をクックと抑えながら、
 F氏は他の展示へと消えていった。


 何が起こったのか解らないながら、その展示を見てみると、
 どうやら銀の鶴が出てくる民話が訥々と語られている。
 画面には物語の字幕と景色が、
 隣にある壁にはやはり絵が描かれている。
 恩田:「これがどうしたの?」
 若酔:「さぁ。」
 程なくして物語が終わりに近づき、
 二人がその場を去ろうとしたその時。


 ブーン、、、
 突然壁が動き出した。
 若&恩:「なんだなんだ?」
 と、壁の中から
銀の鶴が!
 しかも
クルクル回転してる!!
 若&恩:「なんだこりゃあ!?」
 F氏と同じく腹を抱えて大爆笑。


 城と何にも関係のない展示、
 しかも単なる民話に展示に、
 なんで
必要もない予算をこんなに大量投入するのか?
 ともかく、
 何も予想しない場所でいきなりこの
トリッキーなしかけ。
 笑うなと言う方が無理。
 これは狙ったやったのか?


 その後、よくよく展示を見ると、
 城とは関係ない場展示への情熱の注ぎ方がどう考えても変。
 江戸時代の
力士の銅像(原寸大)は2mを超えてそびえ立つなど、
 見所は妙に多かった。
 名古屋城と同じく、イベント要素の多い資料館でした。


 結局、結構な時間をつかったので温泉はパスし、
 (蔵王で既に入っても居たので)
 今夜の宿、米沢へと向かった。

C奥羽本線&米沢
 山形新幹線(ミニ新幹線)の影響で、
 在来線よりも新幹線の方が列車が多い有様。
 折角だから新幹線にでも乗るか?
 と思っていたら、普通電車が来たのでそちらに乗る。
 時間的に学生の中に放り込まれる格好となったが、
 新幹線中心のダイヤはどうなんだろう?
 (まぁ、それでも空いているところを見ると納得は出来るんだけど)

 米沢到着は夕方過ぎ。
 素泊まりのビジネスホテル(この日はシングルを3室とった)。
 駅から歩けど歩けど宿に着かない。
 どうやらるるぶの宿泊情報を鵜呑みにした自分が悪いらしい。
 20分ほど歩いてようやく宿に到着。
 (10泊以上の旅の大荷物を背負っての20分は辛い)
 荷ほどきもソコソコにコンビニを探して夜の街へGO!
 宿の前には最上川。
 散歩を楽しみながらメシと酒を少し買い、
 一つの部屋に集まって宴会。
 その日も少し遅くなりつつ、眠りについた。