<3月12日>
◎日程:サンライズホテル→弘前(F氏と待ち合わせ)→旧弘前市立図書館
→旧東奥義塾外人教師館→弘前城→弘前カトリック教会
→日本キリスト教団弘前教会→青森銀行記念館
→弘前昇天教会→弘南弘前→黒石(こみせ通り)
→青荷温泉
@旧弘前市立図書館
前日の夜行バスでこちらに向かっていたF氏と、
朝の弘前駅前で合流。
弘前は歴史深い街。
城はあるし、洋風建築もあちこちにあるので、
建築好き(恩田)・歴史好き(結城)の血が騒ぐ街でもある。
まず最初に訪れたのは、
旧市立図書館。
左右対になった八角屋根がとても美しい。
内部はそう広くなく、書架類もほとんど残っていない。
それでも明るい窓と木製の机などが並んでいると、
なかなかどうして、味があっていい。
写真は玄関付近と、閲覧室?
なんだか偉そうに写ってます。(^^)
A旧東奥義塾外人教師館
旧市立図書館の真裏にありました。
もともと寄るつもりはなかったんだけれど、
アメリカ様式の建築に惹かれ、入ってみることに。
(共通券もあったことだし)
内部は家具まで当時のままで、
生活の匂いがしてくるなぁ、、、
ん?本当にいい匂いがする、、、
F氏:「なんかパンとバターの匂いがしない?」
そう、匂いまで忠実に再現しているところが凄い!!
文房具(万年筆)やノートまで置いてあったり、
本当に今まさに人が出てきそうなリアルな生活感がここにある。
思わず3人とも住人になりすまして生活を再現(爆)。
B弘前城
広い!
雪の中をザクザクと歩き回ってみる。
天守(辰巳櫓)はそれほど大きくないものの、
雪に映えて美しかった。
あちこちに構造物を残すも、
絵葉書があるだろうということで写真を撮らないでいたら、
売店が開いて居らず轟沈。
故に写真無し。
桜の季節に来てみたいなと思ってみたり。
C弘前カトリック教会
尖塔を持つロマネスク洋式の教会。
内部もリブ・ボールド天井(斜めにクロスする弓形天井)で、
漆喰の白と木梁の茶が時代を感じさせる。
これぞ教会!といった典型的な形式だ。
しかもゴシック様式の木製の祭壇が一際目を引き、
磨き上げられたその色が、
んー。なんとも言えません。
弘前に来たら、是非!
D弘前の教会&西洋建築
弘前には古い教会がいくつも残っている。
内部は公開されていないものの、
外観だけでも見て楽しい建築を二つばかり。
・日本キリスト教団弘前教会(写真左下)
角張ってるなぁ。(笑)
こちらもゴシック様式では典型的な教会。
なんだかすごく敷居が高そうな気が。
・弘前昇天教会(写真右下)
こちらも煉瓦積みでなかなか風格のある教会です。
煉瓦がイギリス積みなのは、
イギリス国教会系プロテスタントの流れを汲んでいるからとのこと。
この教会はなんと言っても鐘楼が美しいっ!
恩田はここでトイレを借りました。
内部に侵入するも祭壇は見ることが出来ず。(T_T)
・青森銀行記念館(写真無し)
旧日銀のような重厚な建物。
横濱の横浜銀行の建物といい、
銀行の建物というのは本当にお堅いイメージがある。
まぁ、そんな堅さが銀行らしいのだろうが。
こちらは時間の関係で遠くから眺めただけで終了。
内部もなかなか面白いらしいです。
E弘南鉄道黒石線
さて、これから向かうは
今回の旅行のハイライトの一つ
【青荷温泉】
なにせ秘湯の一軒宿と言うことで、
たどり着くまでもかなりの時間を要する。
地方ローカル線を終点まで乗り、
そこから更にバスに乗り換える。
どんな古い車両が来るんだろうと思っていたら、
結構新しい車両でビックリ。
一見普通だなぁと思っていたら、
何かがおかしい。
(さぁ、写真をよーく見てみよう)
行き先表示が電灯式ではなく、
なんと手書き!なのだ。
まぁ、同じ場所を往復しているのでよいのだろうけど、、、
うーむ。
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E青荷温泉へ
さて、黒石にて弘南鉄道をおり、
十和田湖方面のバスに乗り換える。
乗り換え前に三内丸山の資料館に電話をすると、
恩田のカメラが保護されていることが確認され、安堵する。
バスは日本の道百選に選ばれている「こみせ通り」を通り、
雪景色の中を山へ1時間ちょっと。
さすがに長旅の疲れが出て眠くなるも、
途中下車なので気を抜くことが出来ず焦る。
さて、やっとの思いで
青荷温泉入り口のバス停に到着。
これで旅館は目の前?と思うとそうではない。
これより先は旅館の送迎バスに乗り換えだ。
そして目測3mはある雪の壁に囲まれた山道を進むこと20分。
何もないところでバスが止まる。
これから先はバスも入れない坂道なので、
今度はスノーモービルに乗り換える。(爆笑)
しかも雪が降っていたためバスがスリップし、
当初のスノーモービルとの待ち合わせ地点まで行くことが出来ず、
途中から徒歩(10分弱)。
下の写真は雪道を歩く私達と、スノーモービル乗り換え風景。
スノーモービルのドライバーが足りなかったため、
一部で3人乗りなどしていたりして結構スリリングでした。
F青荷温泉(ランプの宿)
弘前から都合三時間かかって、ようやく宿に到着。
電気が通っていない、正真正銘ランプしかない宿。
石油による自家発電装置はあるものの、
緊急時以外は使わないとのこと。
(冷蔵庫すらないらしい)
夜はほの暗く、ランプの穏やかな燈だけというのがまた、味わい深い。
食事は大広間で。
ほの暗い中、津軽弁で料理の解説をしてくれる。
料理も品数が多く、なかなか美味しい。
太い梁の民家建築はどっしりとしていて暖かみがある。
囲炉裏の部屋で酒を飲む人達も居ました。
温泉も内湯と外湯が温泉場の情緒たっぷり。
小川を吊り橋で渡ると、雪に囲まれた露天風呂。
雪の壁を小さく刳り抜いて、蝋燭が灯される。
これもまた、風情がある。
こういう秘湯には殊更、雪が似合います。
徹底して温泉世界(?)に浸れるこの宿、
かなり気に入りました。
なかなか通えるような距離ではないけれど、
もう一度絶対行きたいと思った宿でした。
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