W-Potac企画(番外編No.2)
☆大学卒業旅行☆
◎日時:1999.3.7-18
◎参加者:若水・F氏・恩田
◎旅程
7日:上野集合→小出(泊)
8日:小出→会津若松→菅谷→神俣→いわき(泊)
9日:いわき→仙台→松島→平泉(泊)
10日:平泉→盛岡→青森(泊)
11日:青森→三厩→青森(泊)
12日:青森→弘前→青荷温泉(泊)
13日:青荷温泉→金木→秋田(泊)
14日:秋田→山寺→山形(泊)
15日:山形→蔵王→上山→米沢(泊)
16日:米沢→越後下関(泊)
17日:越後下関→新潟(車中泊)
18日:新潟→新宿
◎マニア向け経路説明
上野→(高崎線)→高崎→(上越線)→小出
→(只見線)→会津若松→(磐越西線)→郡山
→(磐越東線)→いわき→(常磐線)→岩沼
→(東北本線)→仙台→(仙石線)→松島海岸
→(仙石線)→仙台→(東北本線)→青森
→(津軽線)→三厩→(津軽線)→青森
→(奥羽本線)→弘前→(弘南鉄道黒石線)→黒石
→(弘南鉄道黒石線)→弘前→(奥羽本線)→川部
→(五能線)→五所川原→(津軽鉄道)→金木
→(津軽鉄道)→五所川原→(五能線)→東能代
→(奥羽本線)→北山形→(仙山線)→山寺
→(仙山線)→北山形→(奥羽本線)→米沢
→(米坂線)→坂町→(羽越本線)→新発田
→(白新線)→新潟→(信越本線)→長岡
→(上越線)→高崎→(高崎線)→新宿
<経緯>
「四月よりとうとう年貢の納め時(社会人)」ということで、
人生最後のモラトリアム(執行猶予)を享受すべく企画された卒業旅行。
「安く、そして色々な場所を回りたい」ということから、
毎日の移動距離が半端ではないオバケ企画になった。
当時恩田が持っていた鉄分(鉄道旅行魂)を総動員し、
「できるだけ安く!」「出来るだけ快適(な車両で)!」
「でも、押さえるところはモア・リッチに!!」
という、今考えても頭の痛くなる条件をクリアするべく、
あれこれと資料を引っかき回した覚えがあります。
その甲斐あってか、
これだけ(特急に乗って)回っても18切符より安いの?
という交通費で、割と優雅な旅が出来ました。
(移動時間が余計にかかるという難点はさておき)
まぁ、今後は退職でもしない限り、
こんな日数を得られる機会なんて無いわけで、
最後の花火を打ち上げるべく、
けっこうハイテンションでドタバタ回った記憶があります。
そして、この旅行を期に、
「社会人型パワーゲーム」企画が花を咲かせることになり、
その後の企画に大きく影響を与えた気もします。
W−Potacとしての告知をしたわけではないので
扱いは「番外」となっていますが、
実質的には参加者全員が会員になったので、
こうしてここに掲載してみようと思います。
皆様の旅行のご参考に、、、、なるわけないか。(爆)
<3月7日>
◎日程:上野→小出→ビジネスホテルふなつや
→小出商店街
@上野:
集合時間は正午。
初日は何も観光する場所がないと言うことで、
遅めの出発を選択。
特急と鈍行のどちらか?という選択肢に、
ちょっと迷いながら鈍行を選択するあたりが
今思えば若さの証とも言える。
ちょっと迷ったんだけど。(笑)
F氏は実験の都合と言うことで途中から参加。
それまでは若水との2人旅ということになった。
車窓は特に代わり映えもせず高崎に到着。
水上までの列車に乗り換える。
これより車窓は渓谷が映えてくるが、
高崎までに既に2時間も電車に乗っていれば、
車窓が云々と言うよりまず眠い。
うたた寝をしているうちに水上に到着。
「とりあえず、腹減ったから飯買おうよ」
「雨降ってるじゃん」
と言うやりとりの後、
とりあえず国取りの為に下車して駅前のパン屋へ。
(遊覧航路が始まる前だが個人的に国盗りはやっていた)
パンと飲み物を買って、寒空の下駅のベンチで食べる。
「寒いね」
「電車、早く来ないかね」
などと、ひもじい会話を繰り返す。
電車が入線。
【スキーライナー】と名付けられた快速列車である。
無料なので普通の車両が来ると思いきや、
内装はなかなか面白い。
窓際を向いた長椅子があったり、
車両事に座席が違うのでなかなか楽しめた。
乗客が極端に少なかったこともあるけどね。
A小出
駅前に出て見て若水の一言。
「なんにもないね」
「そうだね。ものの見事に何にもないね。」
店と言えば蕎麦屋があるだけ。
目の前には山が迫り、
ビジネスホテルを含めて、ほとんどが2階建て以下。
とりあえずチェックインして風呂に入る。
抑えるところは抑えて旅程を組んだのと、
なるべく地元を散策したいとの思いから、
夕食は外で食べることになっていた。
「蕎麦屋しかないよね。」
「ないよね。」
ということで、駅前の蕎麦屋で食事。
食事中に御主人に質問。
「この辺に、お店とかあります?」
「ああ、駅の反対側に商店街があるよ。」
説明しよう。
予定では明日の電車は朝5時38分。
それを逃すと13時08分まで電車が無いため、
どうやっても寝過ごせない。
その上、直通電車だというのに
終点の会津若松の到着は10時35分。
朝飯を買っておかないと食いっぱぐれる可能性があるのだ。
では何故こんな辺鄙な路線を選んだのか?
切符を安く済ませるための一筆書きルート
(御存知ない方はお近くの鉄ちゃんまで)
を組んだことと、
何よりも車窓が素晴らしいと言う一言に尽きる。
(コレを逃したら一生乗らないかも知れないから
是非とも只見線に乗りたいと駄々を捏ねた訳では決してない)
そして、食後は小出の商店街を散策。
魚野川に掛かる長大な小出橋はなかなか風情があり、
橋を抜けるとアーケードの商店街にたどり着く。
駅前とうってかわって活気があり、
大きなスーパーを見つけて朝食をどっさり買い込む。
「あれ?若水はいいの?」
「どうせ車内で寝てるし。もともと小食だからね。」
左様ですか。(T_T)
宿に帰ると風呂を浴びた後に夜半過ぎまで討論会。
宿で布団にはいると、
どうして色々面白い議論が出来るんだろうね。
コレは今でもついついやってしまい、
翌日の行動に差し支えが出ちゃったり、、、(笑)
そして、恐怖の5時起き予定が幕を開ける。
|