遊覧航路企画12
★☆国盗り企画 函館&酸ヶ湯温泉☆★

◎日時:2001.9.22-9.24
◎参加者:若酔・恩田
◎行程:
 <8/11>
  恩田:大宮→函館→駅前食堂→谷地頭→石川啄木一族の墓
      →立待岬→函館市営谷地頭温泉→十字街→大三坂
      →カトリック元町教会→ソフトクリーム屋→聖ヨハネ教会
      →チャチャ登り→東本願寺函館別院→函館ハリストス正教会
      →ジャガイモ屋→旧函館公会堂→基坂→函館写真歴史館
      →函館旧イギリス領事館→新島襄海外渡航の地碑
      →緑の島→大町→函館どっく前→大正湯→末広町
      →旧桟橋→函館西波止場→金森倉庫→函館明治館
      →十字街→函館駅前→ホテル第二オーシャン(合流)
  若水:上野→角館→武家屋敷群
      →函館→ホテル第二オーシャン(合流)
  合流後:ホテル→山麓駅山頂駅(函館の夜景)→元町教会
      →聖ヨハネ教会→函館ハリストスハリストス正教会
      →旧函館公会堂→函館西波止場→金森倉庫
      →十字街→松風町→魚一身→サンクス→ホテル第二オーシャン
 
<9/23>
  ホテル→函館駅前定期観光バスターミナル→公園入口
      →五稜郭タワー→五稜郭公園→五稜郭駅
      →青森駅→ニッポンレンタカー青森駅前
      →奥入瀬渓谷→十和田湖→酸ヶ湯温泉
 
<9/24>
 
 酸ヶ湯温泉→八戸→地場産センターユートリー
  →盛岡→冷麺屋→盛岡城跡→大宮&上野


試験的に実施した国盗り企画の第一弾
コンテンツ【戦国村】の活性化のために企画された旅行で
JR【三連休切符】を使い
宿&中1日だけを一緒に過ごし
行き行程&帰り行程を各自FREEにするという思い切ったプラン


1泊目の宿にて各自の領土を塗りつぶし
最終日の行動計画を練るという
そこそこの戦略性を加え
更にメインとして丸1日半は一生に行動という
通常プランを兼ねたなかなかのプランだと思っていた



結局は若水との二人旅(T_T)
そんなわけで
中途半端な企画になってしまいました
でも参加者が多ければなかなかの企画だった
はず??


《2001.9.22》
@イントロ(大宮〜函館)
 大宮から新幹線&はつかりを乗り継いで一気に函館へ。
 三連休切符は指定席にまで乗れるJR東日本3日間乗り放題切符。
 (発売日限定・指定席は事前予約)
 途中の中小国(青森)でJR北海道管轄になるので、
 そこからの切符と特急券を用意。
 朝6時23分に大宮を出て、函館到着は12時37分。
 実に6時間に及ぶ列車旅だ。
 
 新幹線の車窓はそれほど面白くない。
 文庫小説を1冊読み終えて尚、時間が余る。
 盛岡にてはつかりに乗り換えるが、
 指定券が確保できずに自由席へ。
 接続時間が4分しかなく、当然の様に立ち席。
 八戸にてやっと座れる。
 座れただけでももうけもの。

 函館本線はかなり車窓が面白い。
 青函トンネルをはじめ、
 北海道に渡ってから、海沿いの景色がよい。
 函館は陸繋島で海に付き出しているため、
 かなり遠くからも見えるからだ。
 そうこうしているうちに、函館に到着する。

A函館駅前食堂
 とにかく腹が減る。そういえば朝早いのに朝食を抜いたからだ。
 折角なので駅の中の食堂に入る。
 函館と言えば魚介。
 魚と言えば鮭。
 鮭と言えばハラスが美味い。
 よってハラス丼に決定。
 焼いたハラスにいくらがどっちゃり。
 メチャメチャ美味い。
 函館に到着して10分で既に至福。


B谷地頭周辺
 駅前から市電で谷地頭下車。
 降りてテクテク歩くと、
 石川啄木の墓がある。
 墓からは函館山や港が一望できる。
 そのまま進むと、立待岬へ。
 見岬は津軽海峡に面しており、
 青森の大間崎(下北半島)や竜飛岬(津軽半島)まで見渡せる。
 一人で旅をしているのは私一人。
 なんだかちょっぴり泣きそうになる。(T_T)
 そして、今回の私の目標の一つ【温泉三昧】をすべく、
 市営谷地頭温泉へ。
 茶褐色を帯びた温泉は鉄泉なので苦いです。(T_T)
 360円という低料金なのに、五稜郭型の露天風呂まである。
 かなりお得感アリ。

立待岬 啄木の墓からの眺望

C元町周辺
 谷地頭から市電で十字街へ。
 十字街からは、坂と建築物で有名な元町を歩く。
 まずは大三坂を登って元町教会へ。
 イベントの最中で拝観はできず、
 目の前のソフトクリーム屋でソフトを買って食べる。
 まわりはカップル&老夫婦だらけ。
 ちょっとサヤグレ。
 そしてチャチャ登りを登って振り返ると、
 なかなかの良い眺め。
 そのまま聖ヨハネ教会に出掛けると、
 中を案内している一団を見つけたので忍び込む。
 (どうやら教会関係者だったらしい)
 リボン十字の建築がなかなか面白い。
 一旦山麓駅方面に出掛けて東本願寺の黒瓦を見、
 一番の目的ハリストス正教会へ。


 「こ、工事中かよ!」
 塗装工事中で、楽しみに楽しみに楽しみにしていた
 建築が見えずに号泣。(>_<)
 内部の聖画はかなり緻密で雰囲気もある。
 が、やっぱり建築好きにはアレをみないことには、、、


 そして、ビュースポットの八幡坂。
 八幡坂上から港を望むアングルは、色々な場面で使われますね。
 私も一枚。でも、路駐車両などなどのおかげで巧く撮れず。


 続いて旧函館公会堂へ。
 水色がどこかぎこちない風合いの洋館。
 内部はルネッサンス様式でかなりド派手。
 舞踏場(?)もあり、さながら鹿鳴館。
 高台にあるため、テラスからの眺めは抜群。
 女性にはドレスアップサービスもあり、
 おばさま方がこぞってフリフリ歩いている様は、、、
 ねぶた?(爆)
 テラスより手などお振りになっておりました。


 続くイギリス領事館や写真歴史館は、
 外装だけで十分だったかな。

八幡坂 旧函館公会堂
舞踏場? テラスより
←お姫様??

D緑の島&函館どっく前
 旧公民館から基坂を下って緑の島へ。
 島へ渡る橋から倉庫群が見渡せ、
 ハーバービューはかなり良い景色です。
 また、この人工島は芝生が植えてあり、
 のんびりボケッとするのに丁度良かった。
 函館山も見えるし公民館も見える。
 とりあえず寝っ転がって空を見ていたら、
 中学生がミニサッカーを始めたので退散。

 ドック前の電停でハイカラ号を発見。
 レトロな電車が坂道の町を走ると絵になるね。

 そのまま湯めぐりの第二ポイント、大正湯へ。
 1階が和風2階が洋風という擬洋風建築の銭湯で、
 ピンク色の外観がなかなか洒落ております。
 内部は一転して純和風の銭湯。
 使い込まれた小さな脱衣所が直結、
 扉を開けるといきなり脱衣所というのが凄い。
 のれんが無ければ外から丸見えじゃないの。
 脱衣は籐籠へ、
 棚なんて無く、
 無造作に置かれた椅子や床のあちこちに籐籠が。(^^)
 洗い場も狭く、カランが4つしかない。
 湯船も狭くて、本当に数人で一杯になる。
 でも、タイル張り、吹き抜け状の高い天井、
 それが木造というのだから、ファンが多いのも頷ける。
 湯上がりに地元製造の瓶ジュースをと思ったが、
 日が暮れる前に倉庫群を見たかったので、
 急いで電停へ戻った。 

E西波止場&倉庫群
 ドック前より末広町まで市電に乗り、
 港をぐるっと歩いてベイエリアへ。
 うまい具合の時間に到着し、
 夕景と共に街灯に火が入る。
 湯上がりと言うこともあり、
 ビール園のオープンカフェでアルトビールを。(^^)
 骨付きソーセージにかぶりつきつつ、
 ベイエリアの夕暮れを堪能。

 そして土産を若干買い、
 ホテルで食べるためにマルセイのバターサンドを買い溜め。
 夕景の倉庫群を散策し、明治村へ。
 ビール園、ガラス細工店などをゆっくり歩き、
 十字街よりホテルへ戻る。
 小腹が空いたので、マルセイのバターサンドを食べつつ、
 若水の到着予定の19時までのんびりと過ごす。

F函館の夜景
 予定通りの電車で若水が到着。
 荷物を部屋に置いて、
 いよいよ函館の夜景を見に函館山へ。
 駅前より夜景バスが出ているが、
 ものすごい混雑だったのでタクシーを捕まえる。
 「ベイエリアの倉庫群を回ってからロープウェイの駅まで」
 と注文を付けると、
 夜景に染まる倉庫群のガイドをしながら
 ゆっくり走ってくれる。

 元町の教会を抜け、山麓駅に到着。
 やっぱりカップル&老夫婦で混み合っていたが、
 何しろゴンドラがデカイのでガンガン山の上へ運んでいく。
 山頂の展望台はかなりの混雑で、
 なかなかベストポイントにたどり着けない。
 根性でポイントGET。
 すごい、くびれた函館の町が本当に綺麗に見える。
 ライトアップされたベイエリアも、
 麓には教会群も、
 聞きしに勝る絶景でした。
 自前のカメラの夜景モードでなんとか写真を撮ろうと苦労し、
 その結果が下の写真。
 なかなかよく撮れてるでしょ?
 (かなり画像を修正しましたが、、、)

 山の上からは、大間崎方向も見えます。
 でも、津軽海峡方面はあんまり灯りが無くて淋しい感じでした。

 山を下りてライトアップされた建築群を散歩。
 昼間のコースを辿り、
 元町教会から聖ヨハネ・ハリストス正教会・公会堂を通ってベイエリアへ。
 ギリギリで開いていた土産物屋に飛び込んで、
 最後の客として会計。
 (ごめんねぇ、社員の皆さん、、、) 
 そのまま夜景を楽しみながら十字街へ戻った。

↑函館山からの夜景
 →カトリック元町教会

G魚一心
 十字街から松風町まで市電で行き、
 そこから居酒屋の魚一心へ。
 「ガイドブックに書かれている居酒屋はろくな所がないよ。」
 「ここは観光の町だから、かなりボッてるはず。」
 という猜疑心もあったけれど、
 やっぱり地のものを食べたいよ。
 ということでこの居酒屋へ。


 なかなかどうして、割安で美味しかったです。
 ハラスなんてかなりデカかったし、
 貝類も刺身も、それなりに料量もありました。
 ラストオーダーまで呑み、
 ホテルに帰ってその日の成果を発表。
 行ってみたいなぁ、角館。


 そして、翌日はもう青森。
 運転のこともあるので、早めに寝ました。


                <23日へつづく>