【航海日誌】


・10月17日(火)
 今日、献血の血液検査の結果が届きました。
 で、ビックリ。
 ・γ−AGT
 ・アルブミン
 以上の項目が正常値の二倍という驚異的な数値。
 両方とも、肝機能の指標となる酵素で、
 【飲酒後】【運動後】などに一過性の上昇が見られるらしい。
 ちなみに、この採血はダイエットまっただ中、
 どれにも該当するはずがない。
 で、更に掘り下げて考えると、
 一番あり得るのが【脂肪肝】
 いわゆる肝機能障害である。(T_T)

 そうよ、
 アタシのレバーは
 
フォアグラよ!

 強がってみたが、シャレになってないです。(T_T)
 会社で1日ブルーでした。
 (電車の中で開いたんですよ)

 会社では先輩に
 「ダッセェ!」
 の一言で一刀両断されるし……。(T_T)
 愛がないわ、愛が。(T_T)

 ここんとこツイてないんだよなー。
 幸せって何だっけ?
 ポン酢醤油の……(。_゚☆\ ベキバキ 古すぎっ!

 ああ、もう支離滅裂。(^^ゞ


・2000/09/27

 こちらに引っ越してきて半年ちょっとが過ぎた。
 さすがにもう新鮮さはなくなったものの、
 未だに「仮住まい」のような中途半端な気持ちで居ます。

 そんななか、【国勢調査】の書類が届いた。
 そっか、オイラも世帯主(独り暮らしだからねぇ)なんだね。
 と、書類を受け取りながら、顔が強ばってしまった。

 そう言えば、こないだ実家に帰った折り、
 「愛しい人は居るのか?」などと訊かれて焦った。
 「なんだかんだ言って、結婚して子供作って初めて一人前」
 てなことをサラリと言われ、
 気にするまいと思っていた心の隅で凹んでしまった。

 そうよ。そうなのよ。
 もう20台も折り返し近いじゃん。
 女とクリスマスケーキは……なんて言葉は嫌いなのだが、
 責任を持って然るべき年齢なんだなーっと、
 ケーキを馬鹿食いしてる場合じゃないよなと、
 ちょっぴり反省。

 とりあえず、ダイエット?


・2000/06/30
 
 今日は神道(神社)でいう所の「大祓」の日。
 6月末と12月末の2回行われ、
 日頃に溜まった汚れを「人型」に移して祓う儀式。

 普通、その地域地域の鎮守と呼ばれる大きな神社では、
 たいがいこの神事を行っている。
 それにしても、半年に1度って言うのも、
 商魂たくましいね。(笑)

 6月30日の大祓は、
 別名「夏越(なごし)の神事」とも呼ばれ、
 夏を乗り切る(疫病なんかこの時期に多かった)為の
 健康祈願のような意味合いもある。
 
 古式を重んじる神社では
 「茅(ち)の輪」と呼ばれる輪が設置され、
 それをくぐる(色々な意味での境界を表しているんだろう)。

 実家の近くの神社ではそこまでちゃんとした神事を行っていなかった。
 今回、この話を聞いてかなり興味を持って出掛けたのは
 岩槻市の総鎮守である、久伊豆神社。
 埼玉三名城「岩槻城」の鬼門よけとして発展した神社である。
 (江戸城の方位よけでもあるんだよ)

 神社自体はこぢんまりとして静かな神社。
 神事の時間にはずいぶん時間があったため、
 境内にはほとんど人がおらず、
 茅の輪だけがポツンと置かれていたのが印象深かった。
 結局、神事は時間の関係で参加できませんでしたが、
 なかなかどうして、
 現存する数少ない日本の古式民俗に触れてきました。
 ありがたやありがたや。(笑)


・2000/05/30

 実家を出て初めての誕生日。
 独りで迎える初めての誕生日。
 寂しくないと言えば嘘になる。

 ただ、色々な人から戴いたお祝いのメールや電話、
 それから、さりげないプレゼント。
 「ああ、今年も生きてて良かったな」
 浮沈の激しい性格ではあるけれども、
 これからも、みなさんどうぞよろしくね。

 24、年男として目標。
 【筋肉質になる】(爆笑)

 でも、笑ってばかりも居られない。
 そろそろ結婚も考えなきゃならなくなってくるし、
 自分一人を中心に物事を考えていられる年齢でもなくなってきた。
 自分としては、今のところ結婚はするつもりはないんだけれど、
 (相手がいないといういう問題を差し置いて考えても仕方ないのだが)
 いつまでも独りで生きて行けるほど、自分に自信があるわけでもない。
 そんな風に考えていると、
 やっぱりそれなりに、甘えた考えを捨てて、
 年相応の頑張りをしなければいけないな、と、なるわけです。

 【素直になる】(ううむ)

 一見して解るとおり、かなりのヒネクレ者です。(苦笑)
 「愛されたいなぁ(いろんな意味で)」とは思うんですが、
 人の気を惹くのに、
 戯(おど)けるしか能のない自分に苛立つことがあります。
 どうしても、
 「俺は良いよ、みんな幸せになってね」的に、
 意に反して情熱が冷めてしまうのも考え物です。
 いえ、これでも十分に愛されていることは解って居るんですが、
 かなり欲張りなんですよ、僕。
 友達・同僚・みんなのことが大好きでも、
 ストレートに「好き」って、どうしても言えない。

 時間を共有しているだけで満足ではあるけれど、
 それはやっぱり、乗り合いの電車でたまたま居合わせているようなもので、
 目的か違(たが)えば、すぐに別れてしまうことも目に見えて解る。
 だから、言葉で深い交わりを交わせない。
 かなりの臆病物です。
 それも一つのスタンスではあるんだけれど、
 「それで本当に良いの?」
 と言われると、最近はかなり心揺れる物があります。
 黙って笑って別れられるほど、
 自分に余裕も時間もなくなってきましたし。

 「老いては子に従え」には早すぎますけれど、
 曖昧な笑いで自分をごまかせる年ではなくなったんだなと、
 人付き合いに対してもうちょっと積極的にならないとなと。

 戯けなくても、素直に「好き」と言えるように。
 大人にならなきゃな。

 下の写真は、兄&兄の彼女からのバースデーケーキ。
 ダイエット中だと言ったら、
 豆腐に仏壇用蝋燭(セブンイレブンで購入)でデコレーション。
 薬味は生姜と大蒜。
 タージマハルみたいで格好良いよね。(爆)
 このあと、切り分けて3人で頂きました。
 美味しかったよ。
 


・2000/05/27-28

 ここのところ精神的にブルーなことばかり続いていたので、
 一発奮起して旅行に行くことに決めた。
 行き先は東北。
 煮詰まって家で燻っているのは精神的に良くないから、
 訪れたことのない場所へ出掛けることにした。

 今回の旅の目的は【古い建築を沢山見てくること】。
 鶴岡・酒田・遠野の建築物を中心に予定を立てた。

 小説を書く時に思うのは、建物や自然の描写が難しいこと。
 良く本物を見て目を肥やしていないと、
 不自然な嘘が至る所に出てきてしまう。
 様式・雰囲気って、写真だけでは感じ取れないことの方が圧倒的に多い。
 だから、少しでも多く見聞を広めたかったんだ。

 具体的な行程は割愛して、心に感じたことだけ書こうと思う。

 建築って、それぞれの生活が色濃く出るモノなんだよね。
 ・教会だったら礼拝や敬虔な信仰、
 ・農家なら養蚕や農耕・牧畜、そしてそれなりの生活臭。
 ・商家なら蓄財や縁起物、外交ときらびやかな生活。
 ・寺社なら、それぞれの宗派と荘厳な信仰。
 ・明治期の西欧化の過渡期に作られた和洋折衷の洋館も、
  当時の味が残っていて興味深い。

 今まで色々な建築を見てきて思うのは、
 「どうして無理に資料館にしたがるんだろう」ということ。
 建築は、明確な目的によって建てられる物だから、
 実際に使われた形で保存していなければ、
 当時の生活はまるっきり見えてこない。
 ただの箱物として利用するのは、考え物だと思う。

 特に明治期の洋館には絶望することが多い。
 暖炉の生活や、和洋折衷の生活が見たくて中に入っても、
 全く関係のない郷土史(しかも縄文時代から延々と)が、
 ガラスケースで古めかしく展示されている所など、
 「ここもか」と思ってしまう。
 その点、前に見に行った弘前市の洋館はうまく保存されていた。

 あとは、豪農屋敷も豪商屋敷もそう。
 家具や調度をすべて取り払って部屋だけ残っていたり(酒田・本間邸)、
 そういうのは生活が全く見えてこない、杜撰な例だと思う。
 越後関川の渡辺邸のように、
 「人が常駐して、毎日囲炉裏に火を入れ、季節ごとに調度を変える」など、
 本当に良い展示は「生活の臭いまで再現する」ことなんだよね。

 逆に、宗教建築物は今も現役で当初の役目を続けている物が多い。
 教会建築や寺社は、
 それなりの年月を経ても、人が住み、集う。
 人の生活が見えてくる建築は、
 見ていて本当に面白い。

 今回の旅行で印象に残った風景は、結構多かった。
 @羽越本線の車窓
  海と山が接近していて、農業・漁業の生活が良く伺えた。
  山の田圃は棚田だし、海の近くには村ごとに驚くほど多く社が残る。
  自然の厳しさと、人の営みがうまい具合に調和していて、
  僕の中で、日本の原風景の一つになった。
 A羽黒山
  石段は本当にきつかったけど、
  樹齢数百年を越える杉並木や、由緒ある建築物、
  過激な観光地化はされておらず、
  門前町にしては静かな印象が良かった。
 B乳頭温泉
  湯治場の温泉宿っていうひなびた感じが良かった。
  年代を感じる建築と、湯花の匂い、
  文字通り乳白色の温泉には、雨がよく似合った。
 C遠野
  だいぶ観光地化されてしまったけれど、
  相変わらず素朴な地元の人たちがとても感じよい。
  釜石線の車窓から見る景色も変わり始め、
  民話の原風景は失われつつあるのかもしれないけれど、
  人々の素朴さは、まだまだ健在のようだ。
  今年から駅前に「語り部の寄り合い所」がオープンし、
  そこでは地元方言での民話を無料で聴かせてくれる。
  「むかしむかし、あったずもな。」で始まり、
  「どんどはれ。(ありがとう、の意)」で終わる民話は、
  どれもこれも素朴で、どこか懐かしい。
  ここでは1時間も、語り部の話に聞き入ってしまった。

 僕は一人旅に出掛けるとき、
 毎回1曲だけテーマソングを決め、それをエンドレスで耳に入れる。
 そうすると、その曲を聴くたびに、旅行の景色が鮮明に蘇るから。
 景色・色・音・匂い・感触……、それを僕なりに記憶する一番の手段。
 今回のBGMは「太陽の塔/例えば月を見上げてみれば」。
 気に入っている数フレーズの、歌詞を引用しておきます。

 「子供の頃から 不思議に感じていたこと
  人々の数だけ 時間は流れている
 振り向かない君を 見ながら思ってたこと
  君にはまた君の 時間が流れている
 伝えたいことが あまりに多すぎるから
  僕も君もみんな 何も言えなくなる
 たくさんの人が 今生きてるはずだけど
  誰も独りきりで 時間を旅してる」

<鶴岡教会> <羽黒山参道>
<鶴の湯> <伝承園>


・2000/05/19(金)

 最近、ダイエーが営業時間を1時間延長した。
 いわゆる「夏時間」というやつなのだが、
 これのおかげで、
 なんとか閉店前にダイエーに滑り込めるようになった。

 そして、閉店直前のスーパーのお買い得加減といったらもう最高。
 見切り品の嵐で、どれを買うか迷ってしまいますぅ〜。
 ローストビーフ150円とか、
 鰹の叩きが柵で190円とか、
 ハネデューメロンのバスケットが180円・パイナップル
 スイカ・ビンチョウマグロ……きゃーきゃーきゃー!!

 というわけで、
 ダイエット人間にとってもこれはとても嬉しく、
 「今日はローストビーフのカルパッチョ、デザートにスイカ」とか、
 「寄せ豆腐と心太に、デザートはバナナ」とか、
 嬉しく美味しく楽しくゲットさせて頂いております。
 もぐもぐ。o(^o^)o

 食べたら運動。
 1時間ぐらいかけて、無理をせずにじっくり適切な量で運動。
 疲れていれば控えるし(下限は決めてあるが)、
 体調が良ければ増量して、
 疲れてぐったりしたら銭湯へ直行。
 でっかいお風呂は気持ちいぃぃぃいいい〜〜。
 「ほえほえぇえぇえぇえぇ〜〜〜〜。」
 出費はかさみますが、
 頑張っている自分にご褒美です。
 なんてったって体が一番大事だもんね。
 大きいお風呂で各部位をモミモミして、
 湯当たりしないように30分ぐらいで家に帰る。

 だいたいここで12時。
 
 このころにはかなり良い気持ち。
 布団に倒れるとます起きあがれないので、
 パソコンに向かって更新作業に取りかかるのだが……。

 メールチェックして、返事書いて、
 HP巡回して各々の掲示板に書き込んで……既に1時。
 寝ないと翌日に響くので寝てしまうのね……。 

 ほどよく疲れているので、寝付きが良い良い。
 もともと寝付きが悪い方なので、
 (ひどいときには数時間単位で目がさえて眠れない)
 バタン・きゅー的に眠りに誘われるのは気持ちがよいですね。

 ご飯も美味しいし、寝付きも良い。
 なんかとっても健康的な生活になりました。(爆)
 目に見える形で効果も出てきたので、
 頑張る意欲もわいてきたぞぅ!

 とりあえず、今に見てろ!
 ぜーったい理想体型になってやるー!!


・5月17日(水)
 今日も元気にお仕事に励んでいると、
 店内でウロウロする学生服の二人組を発見。
 「どっかでみた顔だなぁ〜。
  ハテ? どっこだったっけなぁ〜???」
 しかし、始めは万引きかと思っていたので、
 注意深くレジから目を走らせていたのだが、
 『すいません。』
 意外にも、向こうから話しかけてきた。
 「なんでしょう?」
 『地形図で、【真壁】とかいうところありますか?』
 「茨城県の、ですか?」
 『そこいらへん。
  授業で使うんです。
  断彩図とかいうのにするんだそうで。』
 「あ、地形図ですね。少々お待ち下さい。」

 ということで、引き出しをあけて捜索していると、
 『つーか、【松ハゲ】なんでこんな面倒な課題出しやがるんだよ』
 などという愚痴が聞こえてくる。
 (「【松ハゲ】?!」)←心で何か引っ掛かった声。
 「こちらになります。お確かめ下さい。」
 と言いつつ、こちらも制服のボタンをお確かめ。
 (「こいつら、俺の母校の生徒じゃねーか。」)
 『じゃあ、これ下さい。』

 「あ!」
 つぶやきは相手に聞こえなかったようで助かったが、
 改めて顔を見て解った。
 (「教育実習で俺が担任やってたクラスの奴じゃねーか!」)
 どうやら、相手は覚えていないようだったのだが、
 3週間とは言え、教わった人間の顔ぐらい覚えておけよ!
 (まぁ、2年も前の話だし、
  まさかこんなところで働いているとは思いもしないだろうが。)

 なぁ、高○勇○。
 (その後1時間後に名前を思いだしたとさ。)
 こっちのほうが、顔と名前一致させるの苦労したんだぞぅ。

 なんか悔しいような、声を掛けられないでホッとしたような、
 寂しいような……。
 感情が色々と混じって複雑な一日になりました。

 所詮は教生ってことかい……。(涙)


・2000/05/09(日)
今日は会社の社員旅行でした。
お昼に銀座に中華料理のバイキング&呑み放題に出掛け、そのまま解散。
13時30分に銀座に放り出されたのは由として、
「さて、これからどうしよう。」

目の前には「岩手銀河プラザ」。
毒汁ですかい?

ま、それはそれだよなーと思いつつ、
一度仕入れたジュースはパスしてそのまま築地本願寺へ。
うわぁ、寺院なのにインド建築。
一度見てみたかったんだよねー、この罰当たり建築物。
(インドは仏教の本場だが日本は小乗仏教であることをお忘れなく)
しかも。高い天井の壁面にはドイツ製の
パイプオルガン……。
片隅には「hideありがとう!」のコーナー。(泣)
でも、御朱印は心のこもった丁寧なものだったのでひたすら許す。

で、その足で浅草の浅草寺へ。
人力車観光始めたんだねぇ、
この暑いのに、死にそうな顔して人力車引いてる茶髪の兄ちゃんが居ました。
しかも、ちゃんと走ってるし、声を張り上げて観光名所の由来を喋ってる。
「ちょっと乗ってみたかったな」とか思う。
張り倒されそうだが。

仲店物色。
とりあえず、「ベタな小道具」を探して彷徨ってみる。
花魁の衣装? 脇差し? 高くて買えないし。(泣)
番傘? 浴衣? 鉄製手裏剣? なーんかちゃちで買う気しない。
で、私の心を見事射止めたのは?
【軍配】(2100円也)
「はっけよーい、あ、のこったー、のこったー、
 あ、のこったー、のこったー、のこったー!」
というか、【陣笠】と来れば「陣羽織」「采配」「脇差し」だもんねぇ。
あとは脇差しと陣羽織をどこで手に入れるかだなぁ。(爆)

その後、無事に浅草寺参詣・御朱印授受を済ませ、
おみくじを引いてみる。
過去2回共に「凶」を引き当てており、
結構気にしていたのでリベンジを決め込む。
気合い一閃!
【一番・大吉】
なんか、今までの分取り替えした感じ。(笑)

うっきうきな上機嫌で、浅草散策。
あらかじめ用意していた地図とプリントで、
ゲテ汁アンテナショップ「浅草旬の市」を目指す。
浅草寺からすぐっていうことで、
いつか行こうと目星をつけていたのだ。

ぱっと見、なにもなーい不通の総菜屋。
でもまぁ、とりあえずと中を物色。
見たことのある品々が並んでおり、
「やっぱり、市場に出回っているゲテ汁は飲み尽くしたのか?」
と、ここでもゲテ汁の限界を感じる。

で、
なんかふと背後に視線を感じたので振り返ってみたら、
【発見、飲むレタス!】
あっちゃあ、こんなところにも売っていたんだね、君ィ〜。
青汁系の並み居る強豪ゲテをモノともしない連中の中で、
ただ一つ満場一致で「不味い」と言わしめたキングオブ青汁。
なんかに使えるかと思って、2本買いました。
1本、欲しい方に譲ります。←掲示板に書き込んでね!(先着一名)
それと、新作「メグスリノキ肝太くん」もget!
メグスリノキ系統もかなり渋苦でいい感じなのだが、
蜂蜜とローヤルゼリーでちょっとだけ美味しくなってる気配。

そう言えば、上の流れとは全く関係ないんだけど、
昨日、会社近くのゲーセンで、
「ピカチュウ」の縫いぐるみをgetしました。
音に反応して動くちょっと大きめの奴。
キーボードの横に座らせてあるんだけど、
エンターキーを叩くたびに愛嬌を振りまくので、
とっても可愛いダス。

なんか、昼間っから飲んでしまうと体が言うこと聞かないね。
帰ってきてそのまま寝てしまい(17時)、
ついさっき起きたのに、既に二日酔い。(20時)
で、もう眠い。

体の節々が痛いところを見ると、
風邪だなぁ、こりゃあ。

とりあえず、寝ます。


・2月25日(金)

 なんとなく、疲れが溜まっていた。
 というのも、中学時代より続けてきた、
 【2ヶ月に1度は必ず旅行】
 を、ここのところやっていなかったのだ。

 「そりゃあ、気分も乗らないはずだわ。」
 ということで、
 奥多摩の温泉に浸かりに行ってきました。

 また、奥多摩の倉沢と言うところに、
 樹齢1400年とも伝えられる大檜があるんです。
 何か気分が乗らないことがあると、
 急にここを訪れたくなることがあります。
 奥多摩駅よりバスで20分、
 更に人が絶えて久しい遊歩道を20分。
 尾根を吹き上がる風は冷たく頬を刺し、
 それでも尾根道を登る温度で暖かい。

 実に3年ぶりの【再会】でした。
 相変わらずどっしりとした体躯を幹が支え、
 大きく翼を広げた枝々は、
 樹生の旺盛さを誇示しているようでした。

 しばらく、その太い根を枕に寝転がり、
 枝々の隙間から覗く青空と太陽の光を見、
 しばらくその場で寝てしまいました。
 20分程寝ていたようで、
 何となく元気になった気になった私は、
 近くにあると文献で読んだ神社を探すことに。
 
 落ち葉で朽ちた旧道を歩き、尾根を伝い、
 気が付いたら、旧鉱山の鉱区に迷い込んでいました。
 床が抜け落ちた鉄橋に引き返し、
 違う分かれ道を折れて数分。

 目前に広がる光景に、目を疑いました。

 「村が……ある。」
 驚くべき光景でした。
 こんなに山深い、人の入り込まないところに村が……。
 
 廃村になって久しいのでしょう、
 木造の家屋の屋根は落ち、土塀は崩れ、
 それでいて、
 長屋風の建物が団地のように山の斜面に段々と建つ光景。

 死んだようにひっそりと、朽ちてゆく集落の寂寥感。
 1つ1つ手で組んだ石垣、階段。
 妙にモダンな家屋のペンキ、
 風呂屋・商店・床屋・診療所……。
 村内を歩く私の胸には、
 とにかく物を言われぬ程の万感の思いが強く渦巻いていました。

 そう言えば、この地域に鉱夫の社宅があったこと、
 文献で読んだことがありました。
 しかし、もっと現在の鉱山に近い場所にあるものとばかり思い、
 このような形で迷い込むとは思っても居なかった。

 私はこの集落を見渡せる、石段の最上段に座り、
 目前に広く開けた南の青空を、ただぼんやりと眺め続けた。

 最後に大檜を訪れた3年前、
 この集落のずっと下に住んでいる古老と話をする機会があった。
 この倉沢地内にただ独りだけ、畑を持ち生活する古老。
 その古老を思いだし、
 朽ちた家屋によって迷路と化した集落を、闇雲に下った。

 気付いたときには、古老の家の裏庭だった。

 突然訪れた非礼を詫び、
 集落のこと、神社のこと、大檜のこと、
 御歳92歳になられた古老のお話は、
 集落の盛衰、その800年に及ぶ歴史を交え、
 とつとつと語られてゆく。

 最後の独りとなり、
 集落の思い出と共に暮らす古老の話に、
 単なる哀惜の情ではない、強さを強く感じた。
 集落は生きている、古老が居る限り。

 その開けた青空に、
 「また来よう」
 そう強く思った。

 そして古老の連絡先(なんと電話も通っている)を伺い、
 キャンプの出来る平地(神社跡地)と、
 水道の使用権を頂いてきた。
 (こういうところはしっかりしてます)

 この別天地、
 泊まって見る月もきっと格別だろうと思う。
 誰か、一緒に行かない?



・2月13日
 飲み会だというのに、財布を家に忘れた。
 昼の休憩で気付くが、
 同期が他に出社して居らず、
 先輩から借りるのも何なんで、昼食を抜くことを試みる。
 ぐぅううううううーーぎゅるりらり〜ん!!
 オイラのお腹が大人しくしてるわけないんだよなー。
 会社の休憩室でポツネンと座っているのも嫌になり、
 職場の周りを宛てもなくブラブラしてみる。

 ……寒い。{{ (>_<) }}
 とりあえず飲み会に出席する同僚に、
 飲み会分のお金を下貰うようろしてきてに頼み込む。m(_ _)m
 でも、腹は膨れない。

 急に思い立って母校の大学のサークル部室を強襲
 ひょっとしたら後輩に食費ぐらい借りられるかも?!
 ……だぁれもいないのね。土曜日ダモンネ。(T_T)
 いじけながら冷蔵庫を物色

 あった!あったよ!
 焼き肉大会でタレに使った残りの
 林檎が丸々一個
 
 ちょっとシオシオになっていたけど、
 腹は背に代えられません。
 皮ごとモリモリ頂きました。m(__)mゴチソウサマデシタ

 この御恩は、何かで埋め合わせ致します故、
 ごめんなちゃい。


・1月1日

 2000年になりました。
 年の変わり目ということで、
 新年の準備を始めています。

 で、だいぶ前に買ってきた2000年の月齢カレンダーを貼り、
 ふと眺めて思いっきり脱力してしまった。
 「つ、使えねぇじゃねぇかこのカレンダァー!!」

 何を考えたのか、
 【陰暦】のカレンダーを購入していました。(T_T)
 「なんだよぉ〜2月5日からお使い下さいってよぉ〜。」
 
 単純に1ヶ月ずれているならまだしも
 1月1日なんて、まだ1999年霜月(11月)25日だし……。
 しかも、陰暦なので毎月29日or30日しかなく、
 どう考えても365日無い……。
 計算の得意なお子さまはともかく、
 いちいち毎日陰暦から太陽暦に計算するのも面倒です。

 「どおやって使えって言うんだよぉ〜。(咆哮)」 

 新年からしてこれです。
 幸先悪いなぁ〜。

 みなさまの1年が良いお年でありますように!


・【1999年の日記】
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