W-Potac企画7
★☆北温泉紀行☆★

◎日時:1996.1.6~1.7
◎参加者:若・すいか頭・恩田・和泉・バウ・真猿・他会員4名
◎行程:
<1/6>
 上野→黒磯→那須湯本→那須湯本神社→殺生石
    →スーパー→旭・北温泉口バス停→北温泉
<1/7>
 北温泉→旭・北温泉口→那須湯本→黒磯→上野


@那須湯本神社(栃木県那須郡那須町)
 那須与一を祀った神社で、
 勝負運や恋愛運など何でもござれの御利益万々歳神社
 降り積もった雪が氷になっており、
 ちょっと気を抜くと腰を痛めることになる。
 右写真の3人のポーズは、相変わらず意味がない。

A殺生石(湯本神社の裏手にある)
 硫黄ガスの噴気口があるため、そう名付けられている。
 左の集合写真をよく見ると、
 今では決して集まれないメンバーが揃っている。
 よくもまぁ、これほど統一性のないメンバーが集まったものだ。
 そしてそれは、この旅館での部屋割りにも影響する。
 うまいこと3つのグループに分かれてますね。

B北温泉旅館
 旧陸軍の保養所で、谷の奥にそびえる一軒宿。
 歴史は古く、築年数も古い。
 駐車場から更に山道を徒歩で向かわなければならず、
 入り口には滑り止めの藁(靴に巻く) が用意されている。(左下写真)
 右下写真の建物全てが旅館で、
 建て増しに注ぐ建て増しのために館内はまるで忍者屋敷
 所々に置いてある日本軍の肖像画も怖く、
 霊感の強いすいか頭曰く
 「霊が居てもおかしくない」らしい。
 私は何も感じなかったので良しとする。(でも、ちょっと怖かった)
 女将はなぜか東南アジア系で、
 館内の案内表示は各国語(アラビア語まで)の訳が付けられている。
 右下写真の中程下に見えるのが呼び物のプール大の露天風呂である。
 築年数が古いだけあって、
 館内の暖房設備はコタツのみ
 すきま風も吹き込み
 絶えず温泉に浸かることで暖をとるらしい。
 夜中に寒くて起きるというのは問題だと思うのだが。
 館内の調度品は趣のある物も多く、歴史を感じさせる。
 ただ、日本軍関係の物は歴史以前に不気味な存在ではあったが……。
 食事もなかなか品数が多く、おいしい。
 下段左の写真は玄関にある鉄瓶。
 下段右の写真は旅館の前での集合写真である。

B夜・風呂
 部屋割りは年齢別と言うことで、
 【若・スイカ頭・恩田・会員A】
 【和泉・会員BC】
 【真猿・バウ・会員D】の3部屋に別れた。
 湯治客が主な旅館なので、間取りの広い部屋はほとんどない。
 また、4人部屋と言ってもギリギリで布団を4つ敷けるだけの間取りである。
 (4畳半なので、コタツを囲んで円を描くようにしか敷けない)

 それはさておき、温泉旅館と言えば“浴衣”
 ということで、一番年齢の低い部屋を除いて、浴衣に着替える。
 温泉に来て初めて、浴衣の便利さを知った。
 だって、洋服だと脱いでいるうちに寒くて死にそうになる
 (それはそれで問題だと思うのだが)
 湯冷めしないうちに布団に潜れるのも便利。
 寒くなったら、また温泉に浸かりに行けばいいので、
 無断で持ち込んだ食料や酒を消化しつつ、モノポリーなどに興じる。
 右下の写真は、ナイフを忘れてバターを丸かじりする男
 彼は袋ラーメンも丸かじりするらしい。
 が、それよりも室温でもバターが溶けない寒さに注目して貰いたい。
 この部屋では、板ガムも凍った。
 4人部屋に集まった上級生(高校生以上)は、
 プロレス(写真:和泉にスイカ頭が一方的に技を掛けていたようにも見える
 などを行っていたが、
 その頃、中学生の部屋(真猿ら)は
 スーパーファミコンをテレビにつなげようとして失敗していたらしい。
 温泉まで来て何やってんだか……。

 風呂は内風呂が5つとプール大の露天風呂が1つ。
 内風呂の1つは女性専用で他は全て混浴だ。
 しかし、真冬で若い団体は私達のみで、
 とにかく老人方が圧倒的に多い
 部屋から一番近かった天狗のお面がある内湯を中心に入湯する。
 寒くなったら、深夜でも飛び込めるのが良い。
 その後、話題の露天風呂へ突入するが、
 なにしろ真冬の山奥である。
 着替え場から露天風呂までの道のりを裸で移動するのだが、
 (夏期・混雑期は水着着用)
 雪が溶けて凍結しており、
 裸で転ぶととんでもないことになる。
 着替え場の横にある内湯で暖をとり、
 一気に露天風呂へ駆け込むが……、冷たい
 プール状のため、
 湧き出し口付近は暖かいが、
 端に行くほど冷たくなり、ほとんど水の所もあった。
 真冬の真夜中に入る方が悪いのだろうが、
 ここまで来て入らないのはなので、
 とにかく内湯と露天風呂を半ばヤケになって往復することになった。
 三段目左が露天風呂(汚い写真ですんません)
 三段目右が体温を回復させる内湯。
 露天風呂では、北斗七星が綺麗に見えてました。

Cバス
 北温泉に行くには、バスを利用するのが便利。
 厳冬期には、マイカー規制が行われることがあるからだ。
 バス代はかなり高いが、それはそれで仕方がない。
 バスのアナウンスで、大丸温泉のアナウンスはすごい。
 「観音様のお告げで掘られた温泉に、
 ピラミッドパワーを注いだピラミッドパワー温泉は……。」
 などと放送する。ひでぇよ。
 

                      (END)