《2002.12.31》
1:徳富蘆花記念館
 石段街下のバス停の目の前にあります。
 著作の展示もさることながら、
 伊香保の町の発展史なども魅力。
 昔は渋川から電車が走ってたんだぁ、とか。
 あとは、現存する旧宅(移築なのかは忘れた)が、
 のんびり出来て良い感じです。
 ただ、唯一、
 
【この部屋で息を引き取りました】
 という展示にはギクリと。
 さりげに怖いでしょ、それは。
 バスを待つついでに入ったにしては、
 それなりに見られた気がします。

2:榛名神社
 榛名湖のバス停でバスを乗り継ぎ、
 高崎方面へ。
 榛名神社は上野六の宮。
 かなりの古刹です。
 門がいきなり年代を感じさせ、
 参道は延々と奥へと延びる。
 途中で嫌になっちゃうくらい、
 本殿が遠いです。
 大晦日に訪れたとあって、
 ほとんど人は居ませんでした。
 2年参りをするには
 まだまだ早い時間でしたし。
 写真は参道。
 ものすごく黒呆けた写真を、
 修正してみましたけど、、、
 あんまりうまくいきませんでした。

3:榛名湖・榛名山
 榛名湖に戻って昼食。
 天狗亭という食堂でワカサギの定食を食す。
 美味い。
 他は親子連れというか、ほとんど地元人?
 何度も言いますが、
 大晦日に観光でブラブラしてる人は、そういません。
 
 腹が満たされたら、
 ロープウェーにて山頂へ。
 山頂には小さな神社がありますが、
 他には景色ぐらいしか見るところはありません。
 山頂は結構狭いです。
 周りの山地が邪魔するため、
 伊香保の展望台ほど景色は良くありませんが、
 折角なので写真の数枚。
 恩田が重要視しているのは、
 景色より
一等三角点だったりします。
 (日本の地図測量の数少ない基準点)
 マニアックですが、
 一等三角点と言えば触らずには居られず。

 麓にはビジターセンターがあり、
 火山の噴火史をはじめ、
 ジオラマや野生動物の展示があったりします。
 「おおっ、テンが居るぞテンが。」
 一般的な展示で出来はそこそこ。
 見るに越したことはありません。 
 まず見てから、それが私の基本です。

榛名富士 一等三角点!
榛名山頂から1 榛名山頂から2

4:年越し(写真なし)
 丸本館に戻り、例年通り湯浴みなどしながら
 紅白と格闘技をザッピング。
 そんなこんなんして年が明けたかな?と思ったら、
 石段街からなにやらシャンシャンと音がする。
 こんな時間に何事?と思って窓から覗くと、
 松明の炎を先頭に、
 「おかめ」の面を斜交いに被った面々が行列を作り、
 神社の方へと歩いていく。
 (咄嗟にカメラを取り出すも、
  若酔、私共に光量が足りず写真は御釈迦)
 
 興味を持ったので、
 外着に着替えて行列の後をつけてみると、、、
 どうやら
 
「おかめ行列」
 (今調べたら「姫行列」が正解らしい)という行事で、
 無病息災を祈願して伊香保神社に詣でるものらしい。
 神社に着くと氏子衆が境内でないやら政をしており、
 焚き火を焚き、甘酒が振る舞われていました。
 雪も降っていたので、
 ちょこっと見学してから宿に戻り、就寝。

 


《2003.1.1》
5:水沢観音&うどん
 このまま帰るのは惜しい。
 何か見るところはないか。
 そう思いつつ
 伊香保の町を散策しつつ案を練る。
 「そうだ、水沢うどんを食べよう!」
 ということになり、
 タクシーで水沢観音へ移動。
 
 境内に入って、
 まずは宝物館を見学。
 たくさんの仏像がございました。
 宝物殿を出て歩いていると、
 【ゴーン!】
 という鐘の音がやたらと聞こえる。
 (正確には着いたときから
 聞こえてきてたんだけど)
 音源に近づくように移動すると、
 金ピカの大鐘を一般客がゴンゴーンと撞いている。
 結構な行列が出来ていたのも、
 解る気がする。
 確かに気持ちよさそうだもんなぁ。
 境内は広くて、
 押し回して一周して御利益を貰う「六道めぐり」など、
 なんかアトラクションの多いお寺さんでした。
 板東の観音札所でもあったんだけど、
 集印帳に印は押して貰えず、紙で貰いました。


 参拝を終えたらお食事タイム。
 観音側にある、大澤屋一号店にて、うどんを喰らう。
 かなり広い座敷に通されると、
 壁一面に岡本太郎の絵や彫刻が!
 なぜ?
 うどんはシコシコしてて、太さも私の好きな感じ。
 うどんの上には椎茸が載ってました。
 んまかった!

 昼食を済ませたらタクシーで伊香保へ戻り、
 上州湯巡り号で新宿へ。そして解散。

 温泉地の年越しは、趣があっていいな。
 そう感じた旅行でした。

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