遊覧航路企画14
★☆年越し温泉旅行 川原湯☆★
◎日時:2001.12.30-2002.1.1
◎参加者:若水・恩田
◎行程:
<2001/12/30>
上野→川原湯温泉→敬業館みよしや(泊)
<12/31>
みよしや→川原湯温泉駅→郷原駅→岩櫃山(赤磐登山口)
→岩櫃城→岩櫃城温泉不動の湯(くつろぎの館)→群馬原町駅
→川原湯温泉駅→吾妻峡遊歩道→みよしや→王湯
<11/20>
みよしや→川原湯温泉神社→川原湯岩脈・臥龍岩・昇竜岩
→川原湯温泉駅→浦和・上野
昨年よりはじまった年越し企画
独りで家にいるのも実家に帰るのも敗北なので
こうやって年を越すのも良いかなと
今年も色々と変遷があり
最初は神津島
次に大島
(伊豆七島は都から旅行助成金がでる期間だった)
そして温泉旅行に変わって北温泉
女夫淵温泉
最後の頼みで川原湯温泉に決定しました
さすがに年越しともなると混みますね
ギリギリ(1週間前)まで予約を取らなかった自分が悪いのですが
そしてメンツも若水との二人旅
(この1年間ずっと固定だったなぁ)
気兼ねなく行ける旅が始まったのでした
《2001.12.30》
@特急でGO!
社会人になってからというもの、
旅行は割と快適な旅を求める様になりました。
鈍行でズンドコ行くなんてことは、
今ではもう考えるだけで腰がひけます。(^^)
そして今回は行きの特急を手配せず、
当日のフィーリングで決めようということに。
上野駅の緑の窓口で草津号の自由席を取り、
早めにホームに並んで席を確保する。
B特急だけあってショボイ車内。
(これで特急料金取る方がおかしいと思うが)
リゾートしらがみを見習え〜と言いたくなる。
集合が正午だったため、車内で駅弁をパクつく。
やっぱり駅弁は美味い〜。
ボケッと寝てたら川原湯に着いていた。
A川原湯温泉&みよしや
まさか1年で2度来るとは思っていなかった。(^^)
今回は前回泊まった高田屋の隣、敬業館みよしやへ。
グレードの高い部屋しか空いて居ないということなので期待していたら、
入り口に一番近い、ムササビのエサ場が見える絶好の部屋。
(ムササビが来るかも? というのもウリのひとつなのだ)
風呂はウリである4mの巨大樽風呂(露天)と虎の湯(展望内湯)。
樽風呂は「男性入浴中」「女性入浴中」「家族入浴中」の3表示があり、
最初に入る人がどれかの表示にして入浴し、
最後に出た人が「空き」表示に戻す仕組み。
男一人もしくはグループでも他の人に入られたくなければ「家族」にすればいい。
まぁ、混むシーズンは常識の範囲内で、ね。
実際、夜はカップルが長蛇の列でした。(^^ゞ
みなさん長湯なので(??)結構待ちましたが、
さすがに深夜は空いてました。
ゆっくり邪魔されずに入れるのは良いですねぇ〜。
崖の上なので眺望も良く、吾妻線も見えます。
ただ、この時期はメチャメチャ寒いです。
しばらく静かに浮かんでましたが、
この日はムササビを見ることが出来ず。(T_T)ザンネン
内湯はタイル張りのお風呂。
割と広く、ガラス張りで崖からの景色が良く見える。
でも、内湯からの景色は昼間の方が良いかも。
虎湯のタイル絵(当然の様に虎)は、、、、
笑ってしまう程にヘボいです。(^^)
鼻の穴デカイし。(爆)
また、この旅館は建て増しが多かったのか、
かなり妙な間取りになっています。
割と迷路状なので迷う人は迷うかも。
しっかし、
温泉に入ってすぐに布団に倒れ込むのは幸せだなぁと、
温泉旅館に泊まるたんびに思いますね。(^^)
《2001.12.31》
@岩櫃山
上野駅で「るるぶ群馬」を買ってきた。
周辺にどんな観光地があるのかよく解らず、
(前回は1泊だけでそのまま草津に抜けたので)
川原湯だけでぼんやりするのもどうかと思っていた。
しかし、るるぶは全県版故に、
あまり有名ではない川原湯はたったの2頁という扱い。(T_T)
「吾妻渓谷の遊歩道ぐらいしかないね。」
「そうだねぇ、、、」
と、行きの列車で考えていたら、
宿のロビーにパンフレットが。
「城があるらしいぞ。しかも割と有名そうなヤツ。」
というわけで、駅3つ程だったので出掛けてみました。
地図上で一番近い駅で降りてみる。
「すいませーん。岩櫃城って、どう行けば良いんですか?」
「隣の駅よ。この駅からも行けるけど、1時間ぐらい掛かるかしら。」
例によって例の如く、情報収集不足によるつまずき。(爆)
「恩田ぁ〜、次の電車まで1時間半あるぞ〜」
ということで、とりあえず歩き出すことに。
目の前に広がる断崖絶壁。
このどこかに城があるというのだ、泣きたくもなるというものだ。
とはいえ、同じ山城である岩殿山(山梨:小山田・武田氏)や
新府城(山梨:武田氏)を陥落してきているので、
ぜひとも登ってしまいたい。
ということで、赤岩登山口より登山開始。
「これって、登山道なの?」
という若水の言葉が示すとおり、
落ち葉や枯れ葉が厚く積もり、道など無いに等しい。
時々たまに階段らしき物が出現するので道が解るという程度である。
腿揚げ状態で登ること30分。
下から犬の鳴き声が聞こえてくる。
見ると、ビーグル犬とゴールデンレトリバー(放し飼い)を連れて、
子供の集団が登って来るではないか。
「つーかーれーたー」
とボヤク根性無しの大人二人の後を追い立ててくる集団。
「これじゃあ、山狩りじゃないか。(若水)」
と、まるで罪人にでもなった気分になる。(T_T)
面倒なので、休める場所で抜かして貰うことにする。
悠々と抜けていく犬2匹+小学生集団。
「犬の散歩コースになる様な斜度じゃねぇよなぁ〜。」
などと去りゆく集団を眺めていたら、
ワフワフッ!
と、レトリバーがこちらを振り返って吠えている。
どうやら我らを
【群れから落ち零れた仲間】
と認識したらしい。
しきりに「早く来い!」とばかりに吠えたてる。
「駄目だろっ!知らない人に吠えちゃ!」
と怒られていた。(かわいい犬だ)
そして鎖場に到着。
人間でも割と苦労する鎖場で犬が尻込み。
(そりゃそうだ)
しかし、無理矢理登らされていた。
帰りはどうするんだろう。
そして鎖場を上がりきると、今度は柴犬がお出迎え。
「おいおい、ほんとに散歩コースなのかよ、、、」
ここで先程の犬たちとも一旦合流するが、
中腹まで来た所で、
私達は下山コース(城跡方面)に行くため、別れることに。
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これに登ろうというのだから、、、
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登山道中腹
かなり疲れている
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Aカモシカとの遭遇
何しろ独りずつしか歩けない険しい道で、
下山は勢いが着くので結構怖い。
道もなかなか見つからず、時間だけが過ぎていく。
「こっちであってるのかな?」
「違う様な気もするし、あってるきもする、、、」
などと話していると、
「ちょっと待って、何か居る!」
何者かの気配を感じて若水を制止すると、
足下から山鳥が飛び立っていった。
「よく解ったな。」
「割とこういうのは感じるんだよね。」
しかし、出会いはそれだけで終わらなかった。
「あれ?何か居る。」
「また?」
「あれって、、、ニホンカモシカ!
天然記念物じゃん!」
「え?マジで?」
しかも、、、、2頭いるっ!!
これはシャッターチャンスだ!!
ということで、二人してデジカメで撮ることに。
(下に写真あり)
割と逃げないカモシカの夫婦だった。
カモシカが逃げてからすぐ、本丸跡を発見。
よくよく見ると、先程のカモシカの居た場所の裏手に当たる。
ひょっとして、また会えるか?
ということでクマザサをかき分けて進んでみると、
排泄場を発見!
ということは、ここはカモシカの定住地。
斜面を見ると、居た居た。(^^)
ここでも数枚撮らせて貰いました。
B岩櫃城本丸跡
・岩櫃城温泉
本丸跡は、割と広い台地状で、
掘りの跡などの遺構も
ポツポツ残っていた。
本丸跡には碑が立ち、
歴史なども書かれている。
成る程、武田三堅城の一つなのね。
確かに、
俺たちの登ってきた方面からは攻められないだろうなぁ。
しかし、反対に群馬原町駅の方面は開けており、
しっかり舗装された道まで、
本丸から10分ぐらいだった。
「俺たちの苦労は何?」
「やっぱり、さっきの人が言ってたとおり、
一駅先まで行ってれば、、、」
でもまぁ、
こういう登山はなかなか出来ないって事で。(^^ゞ
カモシカにも会えたし。(^^)
無事に下山後、
駅までの案内板を見ると
「岩櫃城温泉」の文字が。
こりゃあ、行くしかないね。
ということで、立派な縄張りを持つ城型建物の温泉へ。
(こーゆーノリはあまり好きではないのだが)
地域住民の憩いの場的な感覚で、
近くに川原湯などの大型温泉を控えていることからか、割と安い。
寝湯・泡風呂・露天風呂・サウナなどがあり、
そこそこの広さもあった。
食堂で食事を摂り、
天守に見立てた展望台から駅を確認、、、、できない。
そういえば駅は何処だ?
っつーか、そろそろ電車の時間では?
確か、温泉の入り口にバス停が、、、
行っちゃったばっかりだよ。
守衛さん、原町の駅ってどっち?
「こっから30分ぐらいかねぇ。」
そんな馬鹿な!
とりあえず焦る。
街道に出て線路らしき物がみえ、
裏側に建物が見えたので、
買い物がてらセブンイレブンで確認。
「この裏だよ。」
セーフ!!
無事に電車に間に合ったのでした。
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C吾妻峡遊歩道
川原湯についても、
それなりに時間が余っていた。
「じゃあ、
折角だから遊歩道へ
行ってみようか。」
ところが。
【冬期閉鎖】
雪に埋もれて危ないので
閉鎖されてました。
仕方がないので、
ちょこっとだけ侵入。
割と景色の良い渓谷でした。
ダムの底に沈めるには勿体ないですね。
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D王湯&年越し
みよしやに帰るとまったりタイム。
紅白歌合戦までしばらく時間がある。
夕食にもまだまだ。
じゃあ、風呂にでも。
ということで、
若水は露天へ、
恩田は隣の共同浴場、王湯へ。
王湯は民宿に宿泊の場合、100円で入れる。
みよしやで割引券を貰って隣へ。
この王湯は狭いながらも内湯と露天がある。
「まずは露天でしょ。」
と、勇んで露店に入ったら。
熱っちい!!
46〜47度ぐらいのお湯だった。
とりあえず水で薄めようとするが蛇口が見つからず、
根性で入る。
入ってる所に親子登場。
「熱いっ!!!」
子供も泣き出す温度である。
「よく入っていられますね。」
「いや、私もかなり無理してますので、
もう出るところです。(^^ゞ」
3分で茹で上がりました。
「真っ赤ですよ。」
「そうなんですよ。(^^ゞ」
けっこうトンチンカンな会話をしておりました。
そして内湯。
脱衣所で脱いだあと、階段を下りて風呂場へ。
なんだか面白い構造。
更に風呂の横にも脱衣所があった。
これは、湯治客が休憩する場所なんだろうか。
内湯は至って普通の温度。
ゆっくり暖まりなおしてみよしやへ。
夕食を食べ、紅白を見、
「また今年も二人で明けおめだねぇ」
などと言いながら年を越しました。
《2002.1.1》
@吾妻峡の天然記念物
朝食を摂り、一段落しても電車まで余裕があった。
それならと恩田は最後にひとっ風呂。
それでもまだまだ時間があるので、
ゆっくり回りながら駅へ向かうことに。
まずは温泉神社。
新源泉があり、ゆで卵などが作られている。
「結構大きな社殿があるんだよ」
と、階段を上ると。
【火事で焼けたため新築中】
影も形もなくなってました。(T_T)
それからトコトコと歩いてペア道祖神を見、
「不動湯?そんなの地図に載ってたっけ?」
と思ったら、町民専用湯でした。
まぁ、入ってもばれないだろうけど。(^^)
そして吾妻川沿いに駅まで戻る途中に、
川原湯岩脈・臥龍岩・昇竜岩の3つの天然記念物がある。
一応地理(地形)専攻なのだが、
実のところ岩を見てもよく解らない。(^^ゞ
国指定の天然記念物だけあってカタチは面白い。
「寝太郎がいればねぇ〜」と思う。
彼なら説明してくれるだろうに。
そして川原湯駅からは帰りも特急草津を利用。
恩田はどうしても【高崎のだるま弁当】を食べたくて、
車販で購入。美味しく頂きながら旅の味をかみしめたのでした。
年末は今年も温泉にしようかな?
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