6/1
・ニッポナントロプスアカシエンシス
 「明石原人」の学名
 日本で世紀の大発見?とか言われていたが、
 最近は原人ではなく普通の現代人との説が有力。
 考古の世界はけっこうコロコロと説が変わるので要注意。
 「三ヶ日人」「港川人」「葛生人」もアヤシイ。
 ゴッドハンドのおっちゃんがやっちゃったのも記憶に新しい。
・ちなみに、前居た本屋では、
 ゴッドハンドが発覚して回収になった本を
 「珍説本」として敢えて売り捌くという暴挙にでたところ、
 これが大当たりして店内のベストセラーになりました。
 世の中の好事家が集う本屋だと再認識したっけ。

6/2
・ヘルマプロディトス
 ギリシャ神話に出てくる、両性具有の人(神?)。
 情報&盗人の神ヘルメス(双子座の守護神)と、
 美の神アフロデーテ(魚座の守護神)の息子。
 好きな人と一緒になりたいと願ったら、
 体まで一つになっちゃいました、
 という古典的なオチ。

6/3
・ケイビング
 スポーツとしての洞窟探険のこと。
 洞窟(caveケイブ)にingでございます。
 マイナースポーツではあるけれど、
 ヨーロッパでは
 クライミングと並ぶぐらいの知名度、、、らしい。
 日本で「ケイビング」と言ったってほとんど通じない(T_T)
・明大中野高校の地学部(出身部活)と言えば、
 洞窟界では英才教育校なんだそうで。
 洞窟界なんてもんがあったこと自体が驚きです。


6/4
・女殺し油地獄
 近松門左衛門の戯作。
 なにやらスゴイ題名です。
 かなり有名だと思うので、今更解説の必要は、、、
 毎日ってのはネタがすぐ詰まりますね(^ ^;

6/5
・M78星雲
 ウルトラマンの故郷とされる。
 実在する天体で、オリオン座にある星雲を指す。
 Mはチャールズ・メシエという人名で、
 星雲や銀河などの天体を整理して番号を付けた人に由来。
 本当はウルトラの星はM87星雲にしたかった、等、
 様々な裏話があるようです
 (ちなみにM87は乙女座にある楕円銀河)。
 実際、某プラネタリウムで円谷プロとの合同企画をやった際、
 ウルトラの故郷を語る、という項目はNGになったそうで。
 夢があるんだか無いんだか。

6/6
・ハイドロキシアパタイト
 水酸燐灰石のこと。
 歯磨き粉「アパガード」(芸能人は歯が命)でお馴染みの、
 歯を白くする成分。
 歯のエナメル質の95パーセント、
 象牙質の60パーセント以上がこの成分で出来ているため、
 歯磨きの研磨剤で摩耗した歯も再石灰化してガードする。
 (あくまでも顕微鏡レベルの話で目に見えるほどの高価はない)
・その昔は「フッ素」が歯を虫歯から守るとされ、
 その後もパラチノース(人工甘味料)や
 キシリトール(再石灰化)など、いろいろ出てきましたね。
・で、このハイドロキシアパタイト、
 天然に産する場所で取ってきたことがあります。
 それは、、、洞窟。
 グアノ(コウモリの糞)の堆積物が長年書けて発酵すると、
 層状にこの物質が形成されることが解っています。
 まぁ、歯磨きに使うモノは化学合成ですが。
 なんかそれを聞いてから、横文字成分に関して、
 あれこれ疑問を抱くようになったことは確かです。

6/7
・パレオパラドキシア
 1500万年前、
 第三紀中新世の日本列島の海辺に生きていたとされる
 大型ほ乳動物(恐竜)のこと。
 埼玉県秩父(長瀞)で発見されているほか、
 けっこういろいろなところで掘り出されてます。
 私が知ったのは、東京都あきる野市に化石採掘に出掛けた際、
 地元の地質学者さんからレクチャーを受けました。
 秩父鉄道を走る蒸気機関車「パレオエキスプレス」は、
 この恐竜の名に由来。

6/8
・宵宮(よいのみや)
 ムラ祭りで、初日の晩から神社内で夜通し行われる儀式のこと。
 基本的に中世以前の祭りの始まりは夜で、
 それから夜通し神様の前で供物を食べ(直会/ナオライ)、
 朝から奉納舞い(神楽)や御輿、で、
 夕方終わるというものでした。
・祭りがだいたい2日間行われるのは
 こういった理由に拠ります。
 最近は形骸化して、
 1日目も朝から始まったり、
 宵宮と書いてありながら氏子が神社に居なかったり、
 なんてことはよくある話です。
 本来なら祭りの当番は精進潔斎して
 神前に出るもんなんですけどね。
・基本的にマチの祭りとムラの祭りは別物なので、
 奉納舞い(田楽や獅子舞)があるのは
 農作祈願&感謝祭形式のムラ祭り。
 御輿があるのはマチ祭り、、、とは一概に言えませんが、
 両方一編にやったりするのは、なにか混ざってそうです。
 どうして舞うのか、踊るのか、担ぐのか、
 調べてみると、結構奥が深かったりします。

6/9
・とかなくてしす
 いろは歌を7文字づつ区切って読むと、
 末尾7文字目を並べてこのような語句が出来る。
 「とかなくてしす=咎無くて死す」
 ということで、
 冤罪の無念を歌ったのだという珍説があります。
 本当のところはどうなんでしょうか。

6/10
・スピーチオ
 視覚障害者用活字文章読み上げ装置の一種。
 あ、解説の方が意味解らないか、、、
 目の見えない人が、
 点字ではない普通の印刷物を読むために開発された装置。
 が、普通の新聞などがそのまま読めると思ったら大間違いで、
 特殊なバーコード(SPコード)が添付された書類
 しか読めないという難儀な代物。
 ハード普及を優先して、SPコードの普及を後手にした結果、
 本体は持っているが読めるモノがない、
 というトホホな状況を作り出している。
 更に言えば、
 SPコードは非常に細かい二次元バーコードのため、
 印刷機によっては複写したコードが読めないというオマケ付き。
 ちなみに本体は115000円で、
 【障害者給付事業制度】により、税金から補助が出ます。
 SPコードを添付するためのソフト(word対応)も
 万円単位。
・意欲は買う。だが、、、、。
 無料のSPコードメーカーは、HPで無料配布していますが、
 本体が無いときちんと読めているか確認は出来ません。
 それでも、
 「そんな事が出来るのか」ということは体験できます。
 ほんと、発想は悪くないんだけどねぇ。
 興味のある方は検索してHPに辿り着いて下さい。
 あんまり詳しくは書けませんので。


6/11
・トロミユ
 食用油脂の一種(商品名)。
 筋張ったマグロの赤身をミンチにして、
 トロミユを加えれば、、、
 あっという間にトロ風味。
 これで、大トロ中トロ思いのまま!
・とまぁ、そんな広告を「月刊食堂」という雑誌で目にしまして、
 ネギトロ丼の夢が一瞬にして崩壊しました。
 コンビニや激安寿司店等での見方が変わるでしょう?
 私としちゃあ、
 別に代替食品でも良いなって思うこともありますが。
 いかがです?
 トロミユ買って家でトロパーティ。

6/12
・恋文
 家紋に、「短冊に桜」と言う紋があり、
 こちらの通り名が「恋文紋」。
 短冊が風に揺れて、そのまわりに桜をあしらっている、
 とても風流な紋です。
 実際に藤原氏の支流、出口氏が使用しているとのこと。
 また、
 副紋(家の紋とは別に個人が名乗った紋)として、
 女性が使ったのではないかとも言われています。
 家紋は日本の図案意匠の中でも、
 飛び抜けてデザイン性が高いです。
 けっこう発想力豊かな紋も多いので。
 興味を持った方は↓に専門ページを御案内します。
 http://www.harimaya.com/kamon/network.html
 また、ネタに困ったら出してくるかも。

6/13
・バタースコッチ
 ペットの毛色の名前です。
 うちのはフェレットなので、
 フェレットの毛色で言うと、
 シャンパン、シナモン、などなど。
 ラブラドールだと、チョコも居ますよねぇ。
 どうして食べ物系の色が多いんでしょうか。
 古今東西、国籍問わず、
 最近は似たような傾向ですよね。

6/14
・カンピロバクター
 プロレス技、、、ではなく。
 食中毒を引き起こす細菌の一種。
 牛の生レバーと、鶏肉がヤバイらしい。
 そう言われる前に、最近は肉の安全は信用できてないしねぇ。

6/15
・ンジャメナ
 チャド共和国の首都。
 頭音が「ン」ということで、
 地名しりとりの救済措置として使われる。
 中学生などのアホ地名好き、
 もしくは授業の暇つぶしに地図帳をめくっていた人間には
 それなりに有名な地名かと。一応は一国の首都だし。
・その他のアホ地名
 沖縄県那覇市「漫湖」(響きが思春期男子を直撃)
 スリランカの首都「スリジャヤワルダナプラコッテ」
 (正確に発音を区切ると、スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ)
 など。
・なんで中学生ってこういう余分な事は良く覚えてるんだろう。
 ロシアのやたら長い地名とか、
 日本国憲法前文とか。
 暗記する必要もないことに心血を注ぐよなぁ。

6/16
・あぎょうさんさぎょうご
 「うそ」の暗号系
 ア行の3文字目→う
 サ行の5文字目→そ
・これまた、小学生レベルの暗号なので、
 知っている人も多いのでは。
 怪談のオチとして、
 「この暗号が解けるまで呪われる」
 などと、いたいけな後輩を騙したモノです。
 同様の暗号として
 「そうぶんぜ」
 「そうなかつま」などがあります。
 (両方とも逆さかまから読めば答えがわかる)
・普通に使うと、簡単にばれてしまうので、
 途中、変なところで息継ぎを入れるなどすると、
 難易度が少しだけ上がります。
 「あ ぎょうさんさ ぎょうご」で、難易度UP。
 「あぎょうさん さぎょうご」で、難易度DOWN。

6/17
・スベスベマンジュウガニ
 蟹の仲間。毒があるので食べると危険。
 「すべすべ」「饅頭」「蟹」ですよっ!
 和名もここまでくるとメチャクチャですよねぇ。
・私は伊豆で、コイツを釣り上げたことがあります。
 「蟹が掛かるまで何ほったらかしてんだ!」
 と、散々バカにされました。
・2003年8月〜9月、NHKみんなの歌に
 「恋のスベスベマンジュウガニ」
 という歌があったそうですが、聞いたことある方居ませんか?
・上野の科学博物館にも展示されております。

6/18
・四角四面の豆腐屋の娘「色は白いが水くさい」
 寅さんの名調子。
 私は寅さんをほとんど見たことがないんですが、
 この言葉だけは何故か記憶に残っています。
・なんか、こういうのもいいなぁと、思うのです。

6/19
・雇用の分野における男女の均等な機会
 及び待遇の確保等に関する法律
・【男女雇用機会均等法】の正式名称です。
 法律はだいたいそうなんですが、
 通常呼ばれているのはあくまでも略称。
 正式にはこんなに長いんだぞ、という例で出してみました。
・中学の公民のテストで、
 狭い解答欄にこれ全部書いて出したことがあります。
 嫌味な反抗の仕方ですが、
 理解のある先生で、呆れながらも丸くれまして、
 (間違っているわけではないので丸するしかないんですが)
 後で「変なトコに頭使ってからに」と言われました。
 でも、模範解答が略称一つで片づいてしまうのは、
 その時はどうしても、許せなかったんですね。
 (遅れてきた中2病だったんかな?)
 今考えると、
 法律の正式名も相当に馬鹿らしいですよね。
 略称で呼ぶなら、始めっからその名前にすりゃあいいのに。
 (ニュアンス的法語っていうのは理解してますが)
・うろ覚えだったんで、今回はネットでキチンと調べました(笑)

6/20
・スライム
 ゲル状でブルブルする奇妙な物体。
 現世界では無生物だが、
 RPGでは雑魚敵としてお馴染み。
 ドラクエが先駆なのか?
 ウィザードリィでは毒の泡を放つ物体として、
 ゼルダの伝説ではプルプル動き回る存在として登場。
 映画ではゴーストバスターズ2等にも登場しております。
・ツクダオリジナルの玩具で有名ですが、
 高校の時に作り方を知って、作って遊んでいました。
 PVA(ポリビニルアルコール)配合の洗濯糊と、
 硼砂の水溶液を合わせるだけ。
 硼砂は薬局で500円ぐらいなので、
 材料を揃えればバケツ一杯作っても1000円とかでできます。
 文化祭で、離岸流の模型を作ったり、
 火山のマグマを表現したりするのに使った覚えもあります。
 基本的に水和物なので、液体の表現には特化してましたね。
 (日持ちはしませんが)
 色づけには食紅を使うと透明になり、
 絵の具を使うと不透明になります。
・関係ないですが、「トリビアの泉」で登場する
 「ガセビアの沼」は、これで作られてるのでは?
 不透明なので、絵の具とかポスターカラーの色っぽいです。


6/21
・肝胆膵
 「肝臓」「胆嚢」「膵臓」の3臓器。
 、、、ということはだいたい察しが付くと思います。
 問題は「肝胆膵」という【月刊誌】があるということです。
 範囲がやたら狭い。
 いやまてよ、広いのか??
 治療の最先端を画像と論文で紹介、、、、
 かなりグロそうです。
 書店員時代、
 雑誌目録で妙な専門誌を探しては喜んでいたので、
 変な雑誌には詳しいですよ。 
・お客様から「がん」という雑誌を探して居るんですが。。。
 と言われて
 「癌」を紹介したら「GUN」だったという事があり、
 まぎらわしいなと思ったことも。
 (ちゃんと聴けばそんな事にはならないけど)
・好きだった専門誌
 ・地下水技術
 ・下水道
 ・道路
 ・ハイウェイ技術
 ・食堂
 ・コンビニ
 ・カフェ&レストラン
 ・ガバナンス
 など。なんか見てるだけで楽しい。
 細かいことまで解らなくても。

6/22
・JOKER革命
 トランプゲーム、大貧民(大富豪)の地方ルールの一つ。
 これほどまでに地方・ハウスルールの多いゲームも珍しい。
 最初のルールは至ってシンプルのはずだが、
 地方地方によってかなり異なるルールのため、
 初めてのメンバーで、いざやろうと思っても、
 ルールのすりあわせが難航する。
 地方ルールはその地域文化のアイデンティティ(言い過ぎ)
 だったりもするので、
 無下にすることもできない。困ったものだ。
・かく言う私の出身「地学部」にも
 相当なクラブルールがゴテゴテついていた。
 ハウスルールやクラブルールは、
 その場において遊びやすいように進化したものであるから、
 余所で採用されないからといって拗ねないように。
 また、余所のルールを「邪道」と言い切るのもどうかと。
 (邪道だろうが何だろうが、
  そのグループが楽しいならいいじゃないの)
 とりあえず、
 地方ルールは地方ルールとして正しく認識し、
 必要以上にルールにこだわるのはやめましょう。
 ルールが複雑だから知力が高いとか、
 純粋ルールだから偉いとか、
 そーいうんでも無いと思います(牽制)。
 場が白けない程度で無難に収めて下さい。

以下、地学部で採用されていたルール

1:場に関するルール
・最初のゲームのスタートはダイヤの3所持者から。
 最初のスタート時には、ダイヤの3所持者の両隣がジャンケン、
 勝った方の側に順番が回る。
 次のゲームからは大貧民からスタート。
 大貧民の次に格下の方向へ順番が回る。
・上がった場合は場が流れ、次の人が好きなカードを出せる。
・最下層の人間がカードを切って配る。
・平民は参加人数に拘わらず常に1人or2人
 その場合、平民以外の階層が多様化し、
 更にカード交換の枚数もどんどん上がる。
・5人を越えたらカード2セット使用
 8人を越えたら3セット使用(どんどんインフレする)。

2:割と通用する(?)と思われる地方ルール
・JOKER革命(通常+1枚で革命)
・ストレート(同種札続き番号は3枚以上から)
・ストレート革命(同種続き番号も4枚以上で革命)
・革命返し有り(革命後の高位札での返しが可能)
・8切れ(8を含むカードで自動的に場流れ)
・イレブンバック(11を含むカードでその場のみ革命)
・3強(3が3枚揃うと最強。革命時にも有効)
・最強カード上がりの禁止(JOKER、2、革命時の3)
・スペードの3はJOKER単体に限ってそれより強い
・縛り(同種札縛り&数字縛り)
△都落ち
(大富豪が転落した場合は問答無用で大貧民)
△天変地異(最下位の人間のカードが全て10以下の場合、
      最高位の人間とカードを総取っ替え) 
△7スキップ(7を出した次の人を強制飛ばし)
△9リバース(9を出した人から出す順番が逆回り)
△印は後述する天皇制施行の場合の追加ルール対応。
 デフォルトでは採用していません。

3:特にクラブルールとして他では見られないだろうルール
  基本的に「天皇制」と呼ばれる独自ルールの下で
  使われる場合が多い。
・天皇制(皇帝制)
 初代最高位を取った人間が、
 帝位を守るごとにルールを追加できる仕組み
 自分に都合がよいようにルールをカスタマイズできることから、
 帝位が続くほど高位者が有利になる鬼ルール。
 また、
 各地方のルールを公平に導入することが出来るので、
 そういう争いを防ぐことも出来るので、
 上記の地方ルールのみでの運用も可能。
 尚、帝位を追われた場合は基本ルールに戻る。
 (後継が存続を希望した場合はルール続行の場合もあり)
 興醒めする場合があるので、過度な法制定はやめようね。
 例:1回目の勝利で【革命を禁止】
   2回目の勝利で【税率UP】
   3回目の勝利で【イレブンバック廃止】
   4回目の勝利で【ドボンルール追加】などなど。

・内覧(ないらん)
 大富豪は大貧民のカードを全て見ることができる
・カード指定徴収
 最強カードを徴収するのではなく、
 相手のカードの中から好きな物を徴収する
 (内覧が前提)
・税率UP
 カード交換枚数を1枚増やすことができる。
 が、革命に必要な枚数も1枚下がる。
 基本的には革命を禁止した後に税率が上がることが多い。
・ドボンルール
 別のカードゲーム「ドボン」を採用した珍ルール。
 上がるときのみ
 「四則計算を用いて場と同じ数になったら上がれる」。
 常勝の帝位に飽きた人間が、弱者救済のために制定する。
 例:手持ちカード10・2・1の場合、
   13、7でも上がることが出来る。
   手持ちカードが4が2枚の場合、
   4(ダブルドボン)・8でも上がることが出来る。
 ここまでくると無法地帯。もはや大貧民の影も形もない。

なんにせよ、これだけ熱くなれるトランプゲームも珍しい。
楽しく遊びましょう(^^)

6/23
・とりてつ
 仕事場の近所の焼鳥屋、、、ではなく。
 鉄道マニア用語で【写真を撮りたがる鉄道マニア】を指す。
 (撮り鉄)
 もともと鉄道マニアを
 「テツ(鉄)」あるいは愛称だと「鉄ちゃん」と言うのだが、
 鉄道マニアにもいろいろといるようで、
 ・とりてつ(撮り鉄)
 ・のりてつ(乗り鉄)
 ・たびてつ(旅鉄)
 などいろいろな名称が存在する。
・あと、
 鉄道好き<ファン<マニア<オタク<ヲタク
 の順にグレードが上がっていくとされる。
・地理学科などと言うところに在籍していたことから、
 まわりは想像していたよりも鉄率が高く、
 きがついたらドップリと鉄分過多の鉄ちゃんになってました。
・グレードで言えば、僕なんてまだまだ。
 (鉄道好き?というより「旅行好き」)
  ↑このような話し方をする人間を【隠れ鉄】という。
 まぁ、分類で言うなら私は旅鉄でしょう。
・鉄分濃度にもよりけりだけど、
 最近は爽やかな鉄ちゃんも居るので油断は出来ない。
 否定するより理解しようという心で接してあげよう、
 きっと泣いて喜ぶはずだ。
 (基本的に世間では鉄の人権が認められていないので)

6/24
・対角線交渉
 労働組合用語。
 複数の会社(同一業種)の経営陣と、
 複数の組合が同時にテーブルに着く交渉の方式。
 労働組合には業種事のまとまりが存在し、
 その下に更に地区のまとまりがある。
 対角線交渉では、
 業種事の問題意識の共有ができるため、
 単組(1つの組合)での解決が難しい事柄に対して
 画一的だけれどもある一定の成果を得やすい。
 (組合視点での話)
・ここで春闘・秋闘でのベア、定昇、ボーナス率の大枠を決め、
 その後に単組ごとの交渉が待っている事が多い。
 まれに、単組交渉のあと、
 あまりにも出遅れた組合があった場合、
 他の組合が統一交渉を持ち出すこともある。
・書店業界は、とても組合組織の強い業界でした。
 入社=組合員という図式がほぼ出来上がっている会社
 だったので、私も組合行事にはたまーに出席していました。
 時限ストも、全ストも経験済み。
 ただ、組合=利己利益という図式では、必ずしも無いのだな、
 ということは理解できました。
 イマドキ、労働者vs経営者という構図もナンセンスなのか?
 とは思いますが、なかなかどうして、
 組合だからこそ目に付く視点というのも数多くありましたね。
 今はどちらかというと経営側に立つわけですが、
 労働者側の視点を強く持っていることは、
 それなりに経営の自制にも繋がっています。
・まぁ、組合が強いと言っても、
 組合にいたから給料が低いと言うこともありませんでしたし、
 (組合の中枢にいようがなんだろうが昇格の話は来る)
 実に「ほのぼの」とした組合だった気がします。
 (まぁ、社内の別の単組が
  とんでもないことをやらかしてましたからねぇ)
 ゴリゴリの左利きは学園闘争だけで十分だし
 (これも機会を見て)。
 権利だけを主張する大人は私も嫌いですから。
・労働者と経営者は相容れないもの、、、では無いはずだ。
 結構、無茶言う経営者も多いよね。。。
 ガンバロウ、サラリーマン。

6/25
 −・・−,・・・−,・・−−,・・−,・・−・,
 ・,・・,・−・−・,・・−・・,・・−
 暗号はモールス信号でした。
 解った人は多いと思います。
 答えは【マクノウチンベントウ(幕の内弁当)】。

・「どれを買っても似たような物」  
 と言う意味で若い人には敬遠されがちな幕の内、
 実はとても、お買い得なお弁当。
 栄養のバランスは一般的な弁当よりも考えられていて、
 具材が多く、
 手間暇掛かる割に価格は安めに設定されています。
 弁当屋泣かせなお弁当なので、
 うちの店では昼夜各々、限定数販売にしています。
 カロリーパフォーマンスでは「のり弁当」に勝てませんが、
 (あれはあれで反則)
 いろいろ考えると、総合力で幕の内が一枚上手。
・幕の内がらみでよくあるクレームに
 「ほか弁なのに、冷めてるじゃんか!」
 というのがありますが、
 そもそもの幕の内弁当の成立を考えて、
 そこはグッと堪えて欲しいところ。
 御飯はちゃんと炊きたてですから、許してね。
 この品数で全部温かいと言ったら、
 とても500円以内では無理です(T_T)
 完全予約の料亭にでも頼んで下さい。
・あまりにもクレームが多いので、
 お店には
 「幕の内は性質上、具材を冷まして提供しています」
 との注意書きを書かざるを得ないほど。
 幕の内弁当は
 【赤字覚悟のサービス品】なので、
 細かいことは言いっこなしよ。
 お・ね・が・い。
・(追)
 幕の内弁当には「3種の神器」と呼ばれるおかずがあるそうです。
 卵焼き、かまぼこ、焼き魚。
 あれ?日によって入ってないや、、、かまぼこはいつも入ってない。。。

6/26
 ・・   ・ ・  ・
 ・・ ・・・ ・・ ・・
  ・  ・      ・
 (セ)(ド) (リ)(シ)
 暗号の方式は「点字」でした。
 答えは【セドリシ(背取り師)】。
 もしくは「競取り師」とも。
・古本を安く仕入れて、高く売る商売の人。
 由来は諸説あるんですが、
 「背表紙」を「取る(抜く)」から来てるという説が、
 私は好きですね。
 題名と本を見ただけで価値が解る人、というんですから、
 格好良いじゃあありませんか。
 「目利き」がモノを言う世界ですよね。
・昔からの古本屋にはその店独特の専門がありまして、
 間違いない品揃えを「目録」として発行するなど、
 研究者としても一流でなければならないわけ。
 古本屋さんはなかなか仕入れに出られないので、
 売りに来る人も研究者感覚の「お目利きさん」が主になります。
 古本市や街の小さな古本屋で掘り出し物を見つけては、
 専門書店に転売する人が、本来の「背取り師」。
 最近は、ブックオフなんかで探してきて、
 アマゾンやネットオークションに掛ける人も、
 こう呼ばれはじめています。
・どちらかというと、最近のそういう人の視点は、
 「その道のお目利きさん」というニュアンスが抜けてきていて、
 背取り師、と呼ぶには私は抵抗があります。
 なんかビジネスライクというか、浅い。
 昔も「背取り師」というのは
 あまり良い言い方ではなかったそうですけど、
 でもなんだか、それなりの筋があったと思うんですよね。
 文学、博物誌、その他、その道の知識と値段が
 頭に叩き込んであると言うこと、
 実はそれって相当凄いことだと思うんです。
 まぁ、マニアやオタクという言葉で
 片付けてしまう人も居ますけどね、それはそれで残念です。
・背取りは出来ませんが、
 好きな作家の初版本は欲しいなぁと思うこともあります。
 でも、
 出来ることならリアルタイムで初版を新刊で読んでるのが、
 その作家にとっての良いファンだとも思いますけど。
 (その作家にきちんと投資をして、
  良い作品を書く原動力にしてもらわないと)
・ヤバ。
 本になるとついつい長くなりますな(^^)

6/27
・牛肉どまんなか
 山形県米沢駅(奥羽本線)の名物駅弁。
 牛肉の良い部分を使っているのか?
 と思ったら少しニュアンスが違う。
 「牛肉(米沢牛)」と「米(の品種がどまんなか)」
 ということでした。
 ネーミング的に肉大好きっ子をターゲットにしてるのか?
 まさにド真ん中ストレートに肉を連想するんで、好き。
 味もなかなかです。
 米坂線の中で食べました(米沢〜新潟県坂町、間)。
・スーパーの駅弁大会に出てこないかなぁと、
 チラシを見ながらたまに思い出してます。
・(追)
 米沢駅の本当の名物駅弁は「元祖牛肉弁当」らしい。
 東北の牛肉弁当の第一号だそうです。

6/28
・イニシエーション
 加礼式。
 子供が社会に参加する際の通過儀礼。
 もしくは宗教家が悟りを開く際の秘儀。
 通過儀礼と解釈するのが一般的。
 この場合、入社式とも言う。
 バンジージャンプだったり、
 橋から川に飛び込んだり(郡上八幡)、
 そういった、
 精神的肉体的な試練を伴う。
 男子の場合、女系社会からの離脱を意味し、
 一度形式的に死に、
 生き返って新たな生を生きる形を取る場合も多い。
 元服して名前がかわったりするのも、その一つ。
・宗教家の場合も、結局はこの考え方に沿うので、
 悟りを開く前に臨死体験のようなものを通過する。
・まかり間違っても日本の成人式を加礼式とは呼べませんな。

6/29
・ころぶ
 改宗(宗旨替え)すること。
 仲間を裏切ること(内応、寝返り)。
 広義に「落ちる」という単語の中に含まれるが、
 その中でも結構ドス黒い意味合いの強い単語。
・改宗に関して言えば、
 仏教系の某派がこれを教義としているようで、
 「相手を転ばせるほど徳が高い」らしい。
 曰く、
 「自分の宗派の教義より素晴らしい教えはない」そうで、
 相手の価値観を否定した上で論破しようとする姿勢は
 往々にして相手の不快感を煽る。
 更にその某派にさえ破門された某学会などにも、
 当然のようにその傾向がある。
・たまに「恩田さんは特定の宗教に悪意を持っていますか?」
 と訊かれることがあります。
 【悪意はありません。ただ単に興味本位なだけです。】
 火傷する前に止めとけ、自分。

6/30
・ゲバルト
 主に、暴力を伴う学生運動のこと。
 安田講堂事件などの70年代安保闘争など、
 記憶の彼方にある昔の出来事、、、
 と思ったら大間違いで、未だに学生運動は根強く存在する。
 成立を考えると、
 まず大学内の自治組織を名乗る団体が胡散臭い。
 明治大学の場合、
 5年前ぐらいまで、学生会がそもそも闘争系でした。
 それと、サークルと取りまとめる団体のTOPがヤバイ。
 文化部連合会、理科部連合会、学苑会、、、
 部室を貰うためには、いずれかに所属する必要があり、
 更には幾多の闘争に参加して「貢献度」を稼ぎ、
 ごく一部の上位団体が、部室をあてがわれました。
 私の参加していたサークルも、
 部室のために人身御供を差し出し、
 更には学祭事に「学祭パンフレット購入費」として、
 組織費を巻き上げられていました。
・闘争は素敵なコメントの入った青い上着
 (三里塚を戦い抜こう!など)に青いヘルメットが支給品、
 顔を隠すためのサングラスとマスクは持参という出で立ち、
 闘争参加前にはキャンバスで行進の練習があり、
 そのあと、電車に乗って会場まで移動。
 公安の望遠カメラが見守る中、
 やる気ゼロで「そうだー!」とか叫んでました。
 面が割れたら就職も出来なかろうなと、心配したもんです。
・また、学苑会の会計監査をやったときは、
 領収書に「灯油10リットル」「電子部品」という文字を見て、
 ちょっと青くなりました。
 そういや学長宅にポット型爆弾が仕掛けられたあたりの日付
 だったなぁとか思い返してみるのも昔のお話。
・ゲバルトの中でも、
 「内ゲバ」は、組織内でアホな粛正合戦をし、
 自壊していく有様です。
 イデオロギーの違いからというよりは、
 だいたい、TOPとナンバー2間の女の取り合いから発展
 (草でない例も多いが)。
 時に(というかだいたい)死人が出ます。
 明大も末期には内ゲバでボロボロになり、
 警察も介入していろいろ検挙されました。
 バリケードの先には何度も入らされましたが、
 松葉杖の先を尖らせた特攻仕様武器は、
 時代錯誤ながら釘バットより怖い、、、
・今は明大の自治系統は壊滅してますので、
 (生協がまだちょこっと活動しているようないないような)
 安心してキャンパスライフを送って下さい。
・え?
 最近ここのコーナーがキナ臭い?
 病んでるんですよ、最近なんだか。


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