【恩田の覚え書き】

1:ちょっといいですか?
<図書館通信編>(1993.11.19〜1995.03.24)
 恩田雅彦の原点となる第1作。
 高校の図書館の機関誌に足かけ2年連載。
 内容は日常生活の意見文に近いもので、
 感情が剥き出しになっているので、
 今となっては封印したいナンバーがほとんどである。(^^ゞ
 手直しして再掲。
<学図研NEWS編>(1995.09.10〜1997.01.21)
 高校卒業後、高校の司書の先生の紹介で、
 学校図書館に勤務する人達へ向けた機関誌に連載。
 はじめは、高校時代の焼き直しという話だったのだが、
 折角だから、すべて新しく書くことにした。
 大学1年〜2年ということで、
 回数にして12回(1年分)という条件だった。
 内容は、自分自身の性格をとことん追求したもので、
 かなりディープ。
 同じ悩みを持つ人達の共感を得、
 知らないうちに読者が増えるという有り難い経験を
 させていただいた。
 でも、かなり考え方がアマ甘なので、
 やっぱり封印したい気もする。(^^ゞ
 こちらも大幅に手直しして再掲。
<遊覧航路(web)編>(2000.09.24〜現在)
 ボツ原稿のリメイクもあるけれど、
 基本的に書き下ろしとして初出するエッセイです。
 やはり内容的にディープになりそうなので、
 どこかで方向転換しないといけないと思っています。
 短い文章はwebちょっ?に譲り、
 こちらは長文系の重めの内容を取り扱います。
<ほぼ月刊WEBちょっ?編>(2001.08.08〜現在)
 原点に戻って割と短めの文章を2作づつ書いています。
 月刊化で定期的に書くことで、リハビリもしようかなと。
 趣味人(下記参照)のなりそこねだったり、
 珍奇偏屈堂にある偏愛モノ図鑑のなりそこねだったりと、
 内容は割と実験的。
 しかし最近は
 どちらかというと雰囲気を伝える感情発露系の文章が主体。
 シリーズの2本柱「タキビスト」「チカラ」ができたので、
 この企画は久々の大当たり。(^^)


2:宙の民(小説)
 寓意ファンタジーに挑戦し、見事に砕け散った作品。
 T部・U部ともに未完だが、まだ性懲りもなく続ける気はある。
 なにしろ、構想に3年、書き始めて3年かかっているのだから、
 思い入れも尋常ではない。
 相変わらず情景描写が細かすぎるのが難点。
 こっぱずかしいので、しばらくは静観。
 ひょっとしたら、第U部の「猩々緋」は、
 書き直して再出発する可能性あり。
 とりあえず、ここのHPの名前でもある「遊覧航路」は、
 この作品中にでてくる単語(というか、キーワード)である。
 この未完小説の外伝として、「博物屋」がある。
 登場人物は、本編とかなりリンクしているので、
 さきに外伝から入った人でも楽しめるようになるはず。

 そのうち、ね。


3:二十三夜
 文筆活動復帰第1作目。
 ここ1年は、まとまった文章を書いていなかったので、
 筆の鈍りを是正するためにリハビリとして書いたもの。
 このHP書き下ろし。
 なにしろ精神的に追い込まれていたため、
 気が付いたらホラーっぽく(しかも精神分裂モノ)なってしまう。
 それなのに、割と気に入ってしまったために最後まで書いてしまった。
 これは、通勤電車の往復時間にネタを考えてメモし、
 家に帰って1,2時間で急速にまとめる作業を繰り返した。
 結末が10回近く変わったりもして、その度に面白くなった気もする。


4:井戸端ダァク談議(レポート)
 宗教からボケ・犯罪などのアングラレポート。
 色々と問題の多い文章だったので、
 かなりの手直しがないと掲載に耐えない。(T_T)
 比較的被爆指数の少ないものだけを手直しして掲載。
 断っておきますが、
 日常的にこんなダァクなことを考えている訳ではありません。
 誤解無き様。


5:地学部劇場
 
<暗闇の雫(洞窟探検記)>
 NIFTYSERVEのパティオに発表していたものの焼き直し。
 あくまでもフィクションという立場なのだが、
 出来事は全て事実を基にしている。いわばハーフフィクション。
 こういう文章は初めて書いた。
 続き物としても、読み切りとしても、完結で読みやすいかな?
 (パティオには文字数の制限があるため)
 数本の書き下ろしを追加して掲載予定。
 目次にある注意事項は必ず読んで下さい。
 
<天文編>
 「地学部劇場」という題名は、
 もともと天文編が、
 文化祭用に発行していた冊子【ASTRONOMY】の
 あとがきにオマケとして載せた小話(?)の表題。
 洞窟探検記だけでは部活内容のバランスが取れないため、
 場当たり的に書いてしまった文章。
 ネタが続くかどうかは不明。
 
<日常部活動編>
 普通に部活動をしていれば、
 珍事件の一つや二つ起こるもの。
 特殊な部活動としてではなく、
 ありふれた学生生活のちょっとしたスパイス。
 これもネタが出るかどうか微妙。

6:W-Potac会報より
  旅行情報系サークルW-Potacの会報に書き散らした雑文より掲載。
  「楽しんで貰う」事が第一義だったので、
  割と軽い文章が多いのが特徴。
  色々な没原稿からのリメイクも多く、
  一時期の「ちょっといいですか?」のように、
  書きながら様々な文章の反応を見ていたような所があります。
  なんか、手直ししながらも笑ってしまいました。
  こういう明るい文章がどんどん書ければ、
  HPももっと明るくなるのかなぁ、なんて。