「恩田ってさぁ、物欲がメチャメチャ強いよね。」
 友人は、そう言ってオイラの俗物ぶりをよく笑う。

 あははははははははははははははははははは(^^)

 それがどうした。
 「だって、好きな物は好きなんだよぉん。」

 と、いうわけで。
 笑われながらも好きな物を蒐集する毎日なのだ。
 
 かといって、「何か【こだわり】を持ってやっているのか?」
 と問われると、実はそうでもなかったりする。
 何か一つの物に対して極端に思い入れる性質(たち)であるけれども、
 それは、どうも【こだわってる】というよりは【偏ってる】という類なんだよね。

 例えば、ハーブティーでもアロマテラピーでも柑橘系に偏るし、
 小動物に関しても、極端にイタチを偏愛する、という具合である。

 また、一つの物を気に入ると、
 ずっとそればかりを追い続けるきらいもある。
 極端な話、カレーに凝り始めると3食1週間連続でもいいとさえ思うし、
 洋菓子を作り始めて間もない頃は、マドレーヌばかりを焼きまくり、
 友人・知人・後輩に、数を問わずに配りまくったこともある。
 (場所によっては、90個とかいう単位で配ってた気もする。迷惑な話だ。)
 「ちったぁ、物事の限度という物をわきまえろよ。」
 とは友人の弁だが、
 確かに、【思い込んだら命懸け】的な偏執性があるかもしれない。
 しかしその分、飽きが来るのも早いわけで、
 次から次ぎへと興味の対象が移る。
 詰まるところは堪え性がないのである。(それはそれで問題だが)

 そんなわけで、部屋にはとんでもない量のガラクタが散乱する状況なのだが、
 1つ1つに思い入れがあるわけで、棄てきれないところが貧乏性である。
 
 更にオイラは、異様に物を無くす性質(たち)でもある。
 部屋の中からして乱雑極まりなく、
 放ったらかしの物資の山の中に埋もれると、
 大概の物は行方不明に陥る。
 「だったら、片付けちゃえばいいぢゃん。」
 とも言われるが、困ったことに其れがすこぶる面倒臭いのだ。(^^ゞ
 我ながらどうにかならんかのー、と、考え込むことしきりであるが、
 結論はいつも「今度の休みにやるか」なんだよね。
 もちろん、休みになればどこかに遊びに出掛けるのは目に見えている。
 家になど腰を落ち着けているタマではないんだから。

 なんだか前置きが長くなってしまったが、
 そんなわけで、
 このページではそんなオイラの偏愛するモノ達の話を、
 バカ話を交えて、つらつらと書き連ねていこうと思うんだね。
 真面目な話題もあるかも知れないけど。

 さてさて、どんな物が出てくるのやら……。
 ぼちぼち、始めることにしましょうか?